「たまや」と「かぎや」って何?
皆さんも花火を見ると思わず「わーっ!」といった歓声を上げてしまうことはありませんか?
その他にも花火を見ている時の定番の掛け声として「たーまやー!」や「かーぎやー!」といった掛け声がありますよね。
この「たまや」や「かぎや」って何のことかを知っていますか?
実はこの「たまや」と「かぎや」については人の名前が由来となっている掛け声なんです。
花火大会は江戸時代から行われており、その当時に花火大会を賑わせた2人の有名な花火師がいました。
その二人の名前が「玉屋市兵衛」と「鍵屋弥兵衛」だったそうで、とある花火大会が行われた際に2人が共演することとなりました。
玉屋市兵衛が担当した花火が打ち上がった際には「たーまやー!」と掛け声をかけ、鍵屋弥兵衛が担当した花火が打ち上がった時は「かーぎやー!」と掛け声をかけたことがこの掛け声の由来になったとされています。
しかし、花火の定番の掛け声でもありますが、最近はあまり聞くことが無くなったのが少し寂しくもありますよね。
花火の打ち上げ音は意図的に鳴らしている
花火が打ち上げられた時には「ヒュー」という音を立てながら花火が上空へと昇っていきますよね。
あの音は花火が凄い勢いで昇っていくため鳴っている音だと思われがちですが、実は花火に工夫を加えることによって意図的に出している音だったのです。
実は大きな花火玉を爆発させる際には小さい花火であったり音を演出する曲導(きょくどう)と呼ばれる付加物も一緒に打ち上げられています。
曲導(きょくどう)の中でも音を立てて上昇していくものを「笛」と呼んでいるのです。
花火が「ドン!」と破裂する音をより一層引き立てるためにも、笛による「ヒュー」という音は欠かせないものなんですね。
以上が花火の雑学でした、いかがでしたか?
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