当初の原爆投下の予定はドイツだった
世界で初めて原爆が投下された都市として世界でも知られている広島ですが、実は最初は広島に投下される予定はなく、そもそもドイツに原爆が投下される予定だったという説があります。
その当時、世界ではドイツが原爆の開発に成功したという噂も流れていたため、素早くドイツに原爆を投下してドイツの原爆開発を無力化する必要があったのです。
しかし、万が一ドイツに原爆を投下して不発に終わってしまった場合に、当時優秀な科学力を持っていたドイツの科学者によって解析が行われてしまい、ドイツの原爆開発を更に発展させてしまうことを恐れました。
仮に日本へ原爆を投下して不発に終わったとしても原爆開発の技術が無いと判断されたため、日本へとターゲットが変更されたと言われています。
日本も原爆の開発が行われていなかったわけではありませんが、東京大空襲によって原爆の開発は頓挫しました。
ドイツから日本に向けて原爆の原料となるプルトニウムの輸送も行われていたそうですが、途中で連合国に拿捕されてしまい、結果的に広島や長崎に投下するための原爆に利用されてしまったともされています。
原爆ドームは元々何の建物?
現在も戦争の悲惨さを忘れないための平和のシンボルとして原爆ドームが残されていますよね。
市民の間で「原爆ドーム」と呼ばれ始めていつの間にかその名前が定着していき、現在では正式に「原爆ドーム」という名称が採用されています。
しかし、もちろん広島市に原爆が投下される前は「原爆ドーム」ではありませんでした。
元々は「広島県産業奨励館」という建物であり、県の内外から特産品などが集められて、広島を発展させることを目的として建てられた建造物なんですね。
原爆ドームの形状を見て頂ければわかりますが、屋根がドーム状になっているという独特の見た目であったことから、広島の観光スポットとして栄えていました。
現在も観光スポットとなっていますが、戦争の悲惨さを伝える日本でも数少ない建造物なので、大切に保管していきたいですよね。
以上が広島の雑学でした、いかがでしたか?
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