冷や奴の「やっこ」って何?
豆腐を食べる時に一番シンプルで手軽な食べ方といえば「冷や奴」ですよね。
しかし、豆腐料理については「○○豆腐」などの料理名が多く、「冷や奴」という料理名は不思議な感じがしてしまいます。
「冷や奴」の「奴」については実はその語源は江戸時代にあるとされています。
昔の日本料理では大きめの正立方体に食材を切る事を「奴を切る」といった呼び方をしていたそうです。
つまり「冷や奴」とは「冷やした豆腐を奴に切る料理」ということになりますね。
「奴」という切り方以外にも、さらに小さく約1cmの正立方体に切ることを「賽」といい、「賽の目にする」はこれが語源になっているんです。
更に小さく約5mmの正立方体に切ったものの事を「霰(あられ)」と呼んでいたそうです。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違い
豆腐には「木綿豆腐」や「絹ごし豆腐」があって好みや用途によって使い分けがされますよね。
「木綿豆腐」についてはしっかりとした食感になっていますが、「絹ごし豆腐」についてはなめらかな食感であることが特徴ですよね。
このように特徴に違いが出るのも「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」では製法が異なって水分量が違うからなんです。
絹こし豆腐については水分を多くて含んでいて、木綿豆腐については製造過程である程度固まった豆腐を布を敷いた容器に入れ、圧力を加えることによって水分を抜きます。
こうして水分を抜くことによって「木綿豆腐」はしっかりとした食感になり、より豆の味が濃厚に感じられるようになっているのです。
以上が豆腐の雑学でした、いかがでしたか?
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