調味料をさしすせその順番で入れる理由
料理の味付けの基本は「さしすせそ」である事は聞いたことがありますよね。
「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油、「そ」は味噌となっていて、どれも幅広い料理で使われる基本的な調味料となっています。
料理をするときにはこの「さしすせそ」の順番で入れると美味しく仕上がるといわれています。
まず、最初に砂糖を入れるのは砂糖の分子が大きいことから味が浸透して染み込むのが遅いからなんです。
二番目が塩なのは、砂糖よりも塩を先に入れてしまうと、浸透圧の関係で砂糖が染み込みにくくなるためです。
三番目の酢については、酢の独特の刺激臭を飛ばすためになります。
四番目が醤油なのは、酢と逆に醤油の豊かな香りを残すためであり、醤油を最初に入れてしまうと熱で香りが気化して風味が落ちてしまうのです。
最後に味噌を入れるのは醤油と同様に味噌の風味や香りが熱によって損なわないためであり、味噌汁を沸騰させてはいけない理由もそこにあるのです。
XO醤のXOって何のこと?
普段あまり家庭で使われることはないと思いますが、中華料理を作るときの調味料に「XO醤」と呼ばれるものがありますよね。
中華料理などでよく「~~のXO醤炒め」といったものがありますが、この「XO」っていったい何なの?と疑問に思う人も多いはずです。
このXO醤の「XO」とは実はブランデーの品質を表すランクが由来となっている言葉なんです。
ブランデーは熟成期間が長ければ長いほど高品質なものだとされていて、その中でも最高品質のものが「XO」というランク付けとなっています。
しかし「XO醤」については長年熟成させてきた調味料というわけではありません。
あくまでブランデーのランクである「XO」にあやかり、最高級の調味料という意味で「XO醤」という名前になっているのでした。
以上が調味料の雑学でした、いかがでしたか?
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