この雑学では、オリンピックが四年に一度なのはなぜなのか、その理由を解説します。
雑学クイズ問題
古代のオリンピックは何年周期で行われていた?
A.2年
B.4年
C.6年
D.8年
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
オリンピックが四年に一度の理由、古代は周期が違った。
オリンピックで季節のズレを調整していた?
平和の祭典、そして世界中の人間がスポーツに熱中する採点、それがオリンピックですよね。
これまでのオリンピックでも、各国の代表が国の威信をかけて戦い、その中で様々なドラマを生んできました。
ところで、毎年開催される他の世界大会に比べて、オリンピックの開催周期が4年に1度という周期というのは不思議ですよね。
近代オリンピックが四年に一度開催されるようになった理由としては、古代オリンピックを参考にしたからだとされています。
また、古代オリンピックも当初は4年周期ではなく、8年周期と現在よりもずっと長い周期で開催されていました。
古代オリンピックが始まったのは紀元前9世紀頃であり、その頃の古代ギリシャ人は、太陽暦と太陰暦を併用していました。
現在の太陽暦での8年は、太陰暦の約8年3ヶ月にあたります。
そこで、太陽暦と太陰暦の3ヶ月のズレを修正するために、8年に一度だけうるう年が設けられました。
そして、この3か月間を使って、古代オリンピックが開催されていたと考えられているのです。
いつから四年に変更された?
元々は3ヶ月のズレを調節する期間に開催されていたオリンピックでしたが、周期が8年で3ヶ月のズレを調節するには、あまりにも季節がずれすぎていました。
そこで、4年目に1か月、そして次の4年で2ヶ月を調整するようになったため、それにあわせてオリンピックも4年周期になったと考えられています。
開催年が明確になっている最古のオリンピックは、紀元前776年に行われていて、以降のオリンピックは4年に1度ずつ開催されるようになりました。
ただし、オリンピックの周期については諸説あるため、他にも「中断が原因で4年に1度となった」という説も存在しています。
近代オリンピックも戦争によって中断したことがありましたが、古代オリンピックも同様に中断していた時期が存在しました。
ちなみに、紀元前776年のオリンピックは、都市国家エリスのイヒテス王が復活させたものだとされています。
古代オリンピックは1度無くなり、新しくなった
実は古代オリンピックは一度は無くなってしまい、新しいオリンピックとして生まれ変わりました。
イヒテス王がオリンピックを復活させた際には、あまりにも中断時期が長く、かつての開催方法やルールなどは完全に忘れさられていました。
そのため、オリンピックを開催するために、新たにルールなどを設定し直す必要があったのです。
そして、開催時期については過去に倣って、太陽暦の8年の半分である4年に一度、太陰暦では49ヶ月に一度と50ヶ月に一度を繰り返すようになりました。
太陽暦が採用されている現代では、この時イヒテス王が定めた「4年に一度」が受け継がれているのでした。
ちなみに、夏季オリンピックは必ずうるう年に開催されますが、これはあくまでも偶然で、古代のようにうるう年のためにオリンピックを開催している訳ではありません。
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.8年」でした!
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まとめ
近代オリンピックが4年に1度開催されるのは、ギリシャの古代オリンピックに倣っている。
古代オリンピックでは8年の1度の周期で開催され、太陽暦と太陰暦のズレを修正する時期に行っていた。
また、オリンピックはもともと宗教儀式だった。
オリンピックは1度中断され、復活持に方法などが一新され、4年に1度となり、近代のオリンピックまで受け継がれている。