食べ合わせの良い食べ物と悪い食べ物とは?いつものアレがダメ?

この雑学では食べ合わせが良い食べ物と悪い食べ物について解説します。

雑学クイズ問題

この中で食べ合わせが良いものは?
A.紅茶とレモン
B.カレーとらっきょう
C.大根とニンジン
D.納豆と生卵

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

食べ合わせの良い食べ物と悪い食べ物とは?いつものアレがダメ?

食べ合わせの良い食べ物と悪い食べ物とは?いつものアレがダメ?

食べ合わせとは

よく食べ合わせが悪いとか、食べ合わせが良いとかって言葉を耳にしますよね?
食べ合わせが悪いものを食べれば、体調を崩してしまったり、せっかく食べても栄養が全くとれない場合もあります。

逆に良い食べ合わせで食べれば、栄養の吸収力が上がったり、体調を整えたりしてくれます。
食べ合わせと一口に言っても、迷信に近いものから、科学的に根拠のあるものまで様々あります。


食べ合わせが悪いもの

まずは、食べ合わせが悪いものについて紹介します。

かき氷とてんぷら

科学的な根拠のある例として「かき氷とてんぷら」があげられます。
冷たいものと脂肪分が多いものを一緒に食べると、胃腸に負担がかかりすぎて身体にはよくありません。

大根とニンジン

一緒に食べることで、栄養の吸収を妨げる代表としては、「大根とニンジン」の組み合わせです。
これは、ニンジンに含まれるアスコルビナーゼという物質が、大根に含まれるビタミンCを破壊してしまうからです。

シラスと大根おろし

「シラスと大根おろし」は、シラスに含まれる栄養素、必須アミノ酸リジンの吸収を、大根のリジンインビヒターが邪魔してしまいます。
この組み合わせで食べてしまうと、栄養が全く吸収されなくなってしまいます。

納豆と生卵

「納豆と生卵」についてもよくない食べ合わせです。
納豆に含まれる皮膚の機能を正常に保つビタミン、ビオチンの吸収を、卵の卵白に含まれるアビジンが妨害してしまうのです。
これは、納豆に生卵を入れる時に卵黄だけ入れるようにすれば解決されます。

きゅうりとトマト

トマトに含まれるビタミンCについては、がんや脳卒中、心臓疾患などを阻止してくれる優秀な栄養素です。
しかし、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼはビタミンCを壊す作用があり、この食べ合わせは良くないです。

また、2つの食材ともに体を冷やす作用があり、冷え性の方にはお勧めできません。

発がん性物質が生まれる食べあわせ!?

実は発がん性物質が生まれてしまう食べ合わせも存在するのです!
特に、加工食品に含まれる保存剤・着色料・防カビ剤・発色剤などの「食品添加物」が特定の物質と結びつくことで発がん性物質を作り出します。

その結びつきのメカニズムについては多様で、しかも複雑です。
そのため、食品添加物を多く含む加工食品はできるだけ避ける事をお勧めします。

紅茶とレモン

この組み合わせはダメなのか!と思われる方もいると思います。
しかしこの組み合わせ自体に問題はありません。
レモンに使われる防カビ剤のOPPという成分に問題があり、カフェインと組み合わさることで、発がん性物質が作り出されることがあります。

体に良い食べ合わせ

食べ合わせの良い食べ物と悪い食べ物とは?いつものアレがダメ?
次に、身体に良い食べ合わせを紹介します。

アサリと山芋

山芋はインスリンの分泌を促進し、さらにアサリに含まれるタウリンがインスリンの効果を高めてくれます。
これは、糖尿病の食餌療法にもなっています。

とんかつとキャベツ

とんかつは高カロリーですが、キャベツにはカロリーを燃やすのを助ける働きがあります。
更に、キャベツは食物繊維が豊富なため、とんかつの油分の吸収を抑える作用があります。

カレーとらっきょう

この組み合わせは胃もたれを防いでくれます。
カレーの辛味を軽減したり、食欲を増進してくれるのが、らっきょうの香りに含まれている「硫化アリル」という物質です。
硫化アリルにはビタミンB1の吸収を高める働きも確認されています。

そのため、ビタミンB1が豊富な豚肉を入れて、ポークカレーにすれば夏バテの疲労回復にも効果があり、とても良い食べ合わせといえます。

からあげとレモン

レモンの酸味にはクエン酸が含まれています。
クエン酸には唾液や胃液の分泌を良くして、消化吸収を助ける効果と、ビタミンCには血中コレステロールを下げる効果や、抗がん作用もあります。

肝臓の働きを活発にするため、お酒を飲む際に食べておくと、二日酔いを抑えてくれる効果もあります。

納豆とネギ

納豆に刻んだネギを入れるという定番の食べ合わせです!
納豆は疲労回復やダイエットに効果的なビタミンB群が豊富に含まれています。

特に、ビタミンB”は大豆のときの約4倍もあり、ビタミンB6は約10倍も含まれています!
ネギに含まれるアリシンについては、ビタミンB群のうちビタミンB1の吸収を高めてくれるため、一緒に食べることをお勧めします。

キムチとビール

焼き肉のときの定番の組み合わせですよね!
キムチに含まれるナイアシンは、二日酔いの原因である物質のアセトアルデヒドの分解を促進する効果があります。

他にも、肝臓の機能を高めて解毒作用を強化してくれるタウリンなども含まれています。

様々に存在する食べ合わせ

上記以外にも、「レバーとアサリ」なら貧血予防「エビやイカとアサリ」ならばスタミナアップなども期待できます。
このように、、ひとつの食材でも食べ合わせる食材によって様々な効果が生まれます。

食べ合わせを意識したレシピを紹介したウェブサイトや書籍も存在していますので、自分の家族や体調にあった献立を考えてみてはいかがでしょうか!


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.カレーとらっきょう」でした!

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まとめ

食べ合わせによっては、栄養の吸収を高めたり、病気の予防や疲労の回復などの様々な作用がある。
逆に、食べ合わせが悪い場合は、栄養の吸収を妨げたり、体調不良を引き起こしたり、発がん性物質を生みだす事もあるので注意が必要である。
特に食品添加物を多く含んだ食べ物についてはお勧めしない。
食べ合わせを意識したレシピを紹介したウェブサイトや書籍も存在しているため、自分の家族や体調にあった献立を考える事もできる。