ナイーブの意味と語源、意外と勘違いされている!?

この雑学ではナイーブという言葉の意味と語源について解説します。

雑学クイズ問題

日本語のナイーブの語源となった言葉は何語?
A.英語
B.フランス語
C.イタリア語
D.スペイン語

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ナイーブの意味と語源、意外と勘違いされている!?

ナイーブの意味と語源、意外と勘違いされている!?

日本で使われているナイーブの意味

普段、何気に使うことの多いナイーブという言葉ですが、ちゃんと意味を理解して使っていますでしょうか?
皆さんはナイーブという言葉を聞いて、どんな事を想像しますか?

よく「あの人はナイーブな人だから・・・」などの使い方をしますよね!
この場合は、おそらく「あの人は繊細で傷つきやすい人」みたいな意味をイメージされるのではないでしょうか!

「感受性が高い人」などのニュアンスで使われる言葉ですが、外国人が聞くと首をかしげてしまうのです。
実はナイーブという言葉は、英語ではとてもネガティブな意味で使われる言葉だったのです!


英語のナイーブの意味

それでは、英語でナイーブはどのような意味で使われているのかを確認していきましょう!
ちなみに英単語でナイーブは「naive」と書き、意味は以下の通りです。

•何も知らない
•洗練されていない
•教育を受けていない
•愚直
•単純
•無知
•未熟
•戦略の無い
•バカ正直
•騙されやすい

このようにかなりネガティブな意味が並んでいますね!
簡単に言えば、ナイーブは英語で「単純で世間知らず」というニュアンスで使われている言葉なのです!

例えば「He says you are naive.」という文章があったとします。
日本風に訳すと、「彼は君が繊細な人だと言っていたよ」という意味になります。

しかし、外国人が聞くと「彼は君が世間知らずで無知だと言っていたよ」という意味になってしまいます。
そのため、間違ってもナイーブという言葉を褒め言葉として使ってはいけないのです。

英語で繊細な人という意味を表現したい場合は、「sensitive(繊細な)」という単語を使うようにしましょう!
それでは、なぜナイーブという言葉が日本では「繊細」という意味で使われているのでしょうか?

その理由を知るために、ナイーブという言葉の語源について触れていきましょう!

ナイーブの語源

ナイーブの意味と語源、意外と勘違いされている!?
ナイーブの語源はフランス語の「naif」の女性名詞である「naive(ナイーブ)」とされていて、「生まれたままの」という意味になります。
フランス語では、「素直な」「無邪気な」などの意味でとられる場合と、「世間知らず」「鈍感」などの悪い意味でとられる場合があります。

日本では英語のナイーブよりも、フランス語のナイーブの意味で取られることが多くなり、「繊細」「純粋」「傷つきやすい」などのニュアンスで使われるようになったわけですね!


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.フランス語」でした!

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まとめ

ナイーブは日本では、「繊細」「純粋」「傷つきやすい」などの意味で使われている。
しかし英語では、「単純で世間知らず」というネガティブな意味で使われている言葉である。
フランス語では、「生まれたままの」という意味になり、フランス語を語源として、日本語のナイーブという言葉が生まれた。
英語で繊細な人という意味を表現したい場合は、「sensitive(繊細な)」と表現するのが適切である。