牡蠣にあたるとひどい症状が出る原因について解説。

この雑学では牡蠣にあたるとひどい症状が出てしまう原因について解説します。

雑学クイズ問題

牡蠣に当たると症状がひどくなってしまう原因は?
A.牡蠣が傷みやすいため
B.牡蠣がノロウイルスを蓄積しているため
C.牡蠣はそもそも生食用ではないため
D.牡蠣自体が毒物であるため

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

牡蠣にあたるとひどい症状が出る原因について解説。

牡蠣にあたるとひどい症状が出る原因について解説。

食中毒とは?

皆さんは牡蠣を食べてあたる経験をしたことはありますか?
牡蠣にあたると下痢や嘔吐の症状が止まらなくなり、ひどい目に合いますよね・・・

なぜあんなにひどい症状が出るのでしょうか?
まずは、食中毒について解説します!

食中毒とは食品の加熱不足などによる「細菌感染」が原因の急性胃腸炎のことです。
下痢・嘔吐・発熱などを引き起こして、ひどい時には入院が必要となる場合もあります。

これは誰でも一度は経験したことのある暴飲暴食などによる食当たりとは、全く異なるものです。
食中毒には、フグの毒や毒キノコなどのように、食べ物に含まれている「毒物」を食べて発症する場合があります。

その他にも、食べ物に付着した細菌やウイルスが消化器の中に定着して増えて発症する場合もあります。
そのため、言うまでもなく傷んだり古くなったりしたものは食べない方がいいんですね!


牡蠣のあたる原因はノロウイルス!?

食中毒の仕組みはわかりましたね!
では、牡蠣が当たるとほかの食中毒よりひどい症状が出てしまうのはなぜなのでしょうか?

確かに貝の毒もありますが、流通されている牡蠣はちゃんと殺菌処理されているため、問題はありません。
牡蠣であたるのは開封したあとに付着した細菌、特にノロウイルスが原因となります。

ノロウイルスは加熱することで感染を妨げますが、牡蠣は生で食べることが多いため危険です。
加熱用で販売されているものは、風味を残すために軽い殺菌処理しかしていないこともあるため、絶対に生で食べてはいけません。

また、ノロウイルスは食品の鮮度にかかわらずに付着していて、調理者の手指から移る事もあります。
買ったばかりだから安全だと油断をしてはいけません。

牡蠣がノロウイルスを蓄積する!?

牡蠣などの2枚貝はノロウイルスが混じった海水の中で呼吸を繰り返して、体内にどんどんウイルスを蓄積します。
ほかの食品に比べて、たっぷりとウイルスを抱え込んでいるのです!

それを食べてしまうため、牡蠣の食当たりの際にひどい症状が出ることにも納得できますね!
ちなみに、ノロウイルスの検出量はシジミが1番多いです。

しかし、シジミは味噌汁などにして加熱することがほとんどのため、被害になることは少ないのです。

ノロウイルスになってしまったら

牡蠣にあたるとひどい症状が出る原因について解説。
もしもノロウイルスになった場合は、症状が治まるまで安静にしているだけで大丈夫です。
1~2日も安静にしていれば、症状が治まってきます。

症状が治まるまでは、嘔吐や下痢で身体の水分が奪われていくため、スポーツドリンクなどで水分補給を行うようにしてください。
しかし、水だけの水分補給は実は危険なのです。

水分だけを補給してしまうと体内の塩分が薄くなります。
さらに、排尿などで水分と塩分が同時に排出されてしまうと、体内の塩分がますます薄くなってしまいます。

塩分があまりに少なくなると、痙攣などを引き起こす事もあるため、水分補給は塩分を含んだスポーツドリンクなどで行うようにしてください。


注目記事


それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.牡蠣がノロウイルスを蓄積しているため」でした!

この問題以外にも、思わず人前で披露したくなる楽しい雑学クイズ問題を用意しています。
全て解けたら雑学王かも!?
【目指せ雑学王】面白い雑学クイズ問題集!【解説付き】

恐ろしいですが、生も美味しいから食べたくなっちゃいますよね!
もしも生で牡蠣を食べる場合は、当たらないことを祈るのみです。

他にも、こんな雑学がお勧めです。
安いワインほど悪酔いしやすいってホント?
オリンピックが四年に一度なのはなぜ?
花粉症の症状を劇的に改善する7つの蘭h対策!

まとめ

牡蠣の食当たりは、牡蠣に付着したノロウイルスが原因である。
加熱によりノロウイルスを殺菌できるが、生で食べる事が多いため食当たりを引き起こす。
また、牡蠣は体内にノロウイルスを蓄積するため、他の食品よりも食当たりの症状がひどくなる。
牡蠣に当たった場合は、1~2日の間、スポーツドリンクなどで水分を補給し、安静にすることが大事である。
また、塩分があまりに少なくなると、痙攣などを引き起こす事もあるため、注意が必要である。