ちゃんこの意味とは?ちゃんこ鍋と呼ばれる由来・語源を解説!

この雑学ではちゃんこ鍋などで使われる「ちゃんこ」という言葉の意味や由来、語源についてわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

ちゃんこ鍋の「ちゃんこ」とはどういう意味?
A.様々な種類の食材を使った料理
B.力士用の大量の料理
C.力士の作る料理
D.おかわり用の料理

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ちゃんこの意味とは?ちゃんこ鍋と呼ばれる由来・語源を解説!

意外と知らない料理名の由来

冬になって気温も低くなって寒くなってくると、鍋料理のシーズンが本格的に始まったという感じがしますよね。
鍋は材料をたくさん買って切って煮込むだけで手軽ですし、友人や家族で鍋を囲んで食べるのが楽しいことから冬の定番料理となっています。

また、夏にあえて汗をかきながら鍋を食べるのが美味しいなんていう人もいますよね。
例えば、キムチ鍋や海鮮鍋などはあきらかにキムチや魚介類を使った鍋のことだとわかります。

しかし、ちゃんこ鍋と聞いたときに「ちゃんこって何?」ってなる人も少なからずいるのではないでしょうか。
今回はそんな「ちゃんこ鍋」の由来や語源、そもそも「ちゃんこ」とはどういう意味なのかを簡単に解説していきます。


ちゃんこの意味とは?

それではさっそく「ちゃんこ」という言葉の意味について解説していいます。
基本的には「ちゃんこ」という言葉は「ちゃんこ鍋」など鍋料理のみで使われている言葉ですよね。

しかし、実は「ちゃんこ」とはお相撲さんの作る料理全般のことを指す言葉だったんです。
つまりどんな料理だったとしても相撲部屋にいる力士さんが作った料理は「ちゃんこ」となるわけですね。

その中でも代表的なものが「ちゃんこ鍋」であり、これが一般的に広まっていった結果として「ちゃんこ=鍋料理」という認識が広まったのです。
相撲通の人やもしくは実際に相撲部屋にいる人であればこのことを知っているかもしませんが、なかなかこのことを知っている人はいないはずです。

ちゃんこ番」という言葉もありますが、これもちゃんこ自体が料理全般のことを指すため「料理番」、つまりその日の料理を担当する力士さんのことになります。

ちゃんこの語源・由来とは?

続いてちゃんこという言葉の語源や由来について解説していきます。
実は「ちゃんこ」という言葉の語源や由来については諸説ありはっきりしていないため、その中でも有力だと考えられるものを紹介します。

中国から伝わった鍋料理が訛った

一つ目の説は中国から伝わった鍋料理の名前が訛った結果、ちゃんことなったという説です。
ちゃんこ鍋を作る際の調理法は江戸時代に伝わったとされていて、貿易を行っていた長崎から入ってきて日本に広まっていいきました。

その時に中国から伝わった調理法が鍋を使った調理法である「チャンクオ」と呼ばれるものであり、これが訛って広まった結果「ちゃんこ」になったとされています。
昔は中国のことを「ちゃん」と呼んでいて、「こ=鍋」であったことが語源由来で「チャンクオ(チャンコー)」がちゃんこと訛っていったんですね。

回鍋肉(ホイコーロー)の「コー」も鍋という意味になっていますよね。

料理番のことを「ちゃん」と呼んでいたから

もう一つの説は料理番の力士さんのことを昔は「ちゃん」と呼んでいたことが語源・由来とする説です。
昔は「ちゃん」といえば「おやじさん」という意味で使われていました。

そして、その日の料理を作ってくれる力士に対しては親しみを込めて「おやじさん」という意味で「ちゃん」と呼んでいました。
さらに「こ」をつけることによって親しみをあらわす接尾語となることが由来・語源となって「ちゃんこ」という言葉が誕生したのでした。

以上がちゃんこ鍋の「ちゃんこ」という言葉の意味や語源・由来についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.力士の作る料理」でした!

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まとめ

ちゃんこ鍋などで使われている「ちゃんこ」という言葉は力士の作る料理全般を指す言葉である。
つまり、力士の作った料理はすべて「ちゃんこ」ということになる。
語源由来は諸説あるが中国から伝わった「チャンクオ」がなまってちゃんことったという説。
あるいは「おやじさん」という意味で使われていた「ちゃん」に親しみをこめて「こ」をつけて「ちゃんこ」とした説などがある。