カステラの語源・由来とは?スペイン発祥なのに和菓子の理由。

この雑学ではカステラの語源や由来、スペイン発祥なのに和菓子と呼ばれている理由について解説します。

雑学クイズ問題

カステラが和菓子の理由は?
A.実は日本でも昔から作られていたから
B.洋菓子は明治時代以降に入ってきたものを指すから
C.日本茶によく合い、茶菓子として使われるから
D.JAS規定で使われる材料が和菓子の定義だから

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

カステラの語源・由来とは?スペイン発祥なのに和菓子の理由。

カステラは和菓子?洋菓子?

皆さんも一度は食べたことのある和菓子の「カステラ」についての雑学です。
しかし、カステラの見た目はどう見てもスポンジケーキにそっくりですし、その味もどちらかというと洋菓子のように思えますよね。

カステラを作る際の主な材料についても「小麦粉、卵、砂糖」と和菓子というよりは洋菓子に近いものを感じます。
歴史の授業で習ったと思いますが、そもそもカステラは外国から日本に伝わったものであり、カタカナなのに和菓子と呼ばれてることにも違和感を覚えます。

今回はカステラの歴史からその発祥までカステラについて詳しく解説していきます。
カステラを食べる際の雑学としていろいろな人に披露してみてくださいね。


カステラの語源・由来とは?

カステラはスペインのカスティーリャ王国で作られていたビスコチョという硬い保存食用のパンがルーツとなったと言われています。
カステラを日本に伝えたのはポルトガルですが、カスティーリャ王国のことをポルトガル語の発音では「カステーラ」と呼んでいた為、日本でも「かすてえら」や「カステラ」と呼ばれるようになりました。

また、カステラのルーツと言われている物にはもうひとつ、隣国ポルトガルで作られていたパン・デ・ローという柔らかいパンがあります。
スペインのビスコチョと材料も作り方も似ていますが、どちらが先に作られていたかは分かっていません。

名前の由来についてももうひとつの説があり、ビスコチョとパン・デ・ローを作る際に作るメレンゲが城(スペイン語で「castillo(カスティーリョ」)のように見えるから、とも言われています。

カスティーリャ王国の名前も「castillo(カスティーリョ)」であることから、どちらの説にしても城が関係している名前なんですね。

日本ではいつごろから食べられている?

カステラが日本に伝わったのは室町時代の末期です。
ポルトガル人によって伝えられたとされる説が有力ですが、一方でオランダ人が伝えたとも言われています。

江戸時代になるとカステラ焼くためのオーブンの改良が進められ、長崎カステラの原型が出来ました。
その後、明治時代に入ると日本人好みにしっとりとした食感にするため水あめを用いて、現在のカステラが出来上がったのです。

ポルトガルによって伝えられたカステラですが、実は日本では和菓子の分類に入るのです。
そもそも洋菓子というものが明治時代以降に入ってきた西洋菓子のことを指すため、室町時代に入ってきた南蛮菓子であるカステラは和菓子に分類されます。

日本で独自のアレンジを加えられたカステラは、もはやポルトガル人によって伝えられた物とは全く別物だから和菓子であるという考えもあるようです。
和菓子という扱いになっているので、カステラは茶菓子としても出されることもあるようです。

以上がカステラの語源由来、スペイン発祥なのに和菓子だとされている理由についてでした。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.洋菓子は明治時代以降に入ってきたものを指すから」でした!

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まとめ

カステラはカスティーリャ王国で作られていたビスコチョというパンがルーツである。
名前の由来は「カスティーリャ王国」のことをポルトガル語で「カステーラ」と発音していたためである。
日本には室町時代にポルトガル人によって伝えられた。
日本で独自のアレンジを加えられたことと、洋菓子の定義が明治時代以降に伝わったものであることから、カステラは和菓子である。