大根役者の意味・由来・語源を解説。実は面白い日本語の語源。

この雑学では大根役者の意味・由来・語源についてわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

大根役者の由来として正しくないものは?
A.大根の白と素人の「しろ」をかけた
B.根が硬く、柔軟性がないことから
C.食あたりしないことから
D.大根おろしと「役を下ろす」をかけた

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

大根役者の意味・由来・語源を解説。実は面白い日本語の語源。

実は面白い日本語の語源

ドラマや舞台を見ていると、たまに演技がおぼつかない役者さんを目にすることがあります。
人間誰しもが初めから上手な演技が出来るわけではないですが、どうしても内容に集中できずに気になってしまうこともありますよね。

このように演技が拙い役者さんは「大根役者」と呼ばれてしまい、なかなか良い役をもらなかったりもします。
この「大根役者」と言う言葉ですが、役者に大根という似つかわしくない野菜の名前が付いていて不思議ですよね。

おかしな言葉だと思いつつも何気なく使っている「大根役者」には面白い由来が存在しました。
そんな「大根役者」の語源由来について詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。


大根役者の意味とは?

それでは最初に大根役者の意味について解説していきます。
大根役者とは、演技が下手・演技力の拙い役者や俳優のことを見下す言葉として使われています。

初めは「大根」と呼ばれていましたが、大根だけだと野菜と区別がつきにくい為、役者をつけて「大根役者」と呼ばれるようになりました。
良い意味のある言葉ではないので、使う時には注意しなければなりませんね。

また、大根役者の同義語には「三文役者」があります。

三文役者は、三文(20円ほど)の価値しかない演技をする役者という意味があり、大根役者と同様に演技が下手な人に対して使われます。

大根役者の語源由来とは?

続いて大根役者の語源由来について解説していきます。
大根役者の語源由来を調べてみたところ、いくつかの説があることが分かりました。

大根はあたらない説

大根はたくさん食べてしまっても消化促進などの良い作用はあっても、食あたりを起こすことはありません。
役者の人気が出てヒットすることを「あたる」と言いますが、それに比べて人気が出ずに「あたらない」役者のことを食あたりを起こさない大根にかけて「大根役者」と呼ぶようになったという説です。

大根おろし説

何かの役を貰っていても、理由があってその役を下ろされてしまうことがあります。
この「下ろす」と、大根の調理法としてよく使われる「大根おろし」をかけたという説です。

大根の色とかけた説

演技力のない役者は素人同然と評価されてしまいます。
素人の「しろ」と大根の色の「白」をかけたとされる説です。

また他にも、演技力のない役者はおしろいをたくさん使うことや、その場を白けさせてしまうことなども、大根の白とかけて「大根役者」になったとも言われています。

以上が大根役者の意味・由来・語源についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.根が硬く、柔軟性がないことから」でした!

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まとめ

大根役者は演技が下手な役者を見下す言葉として使われており、同義語には三文役者がある。
語源由来は複数存在し、大根は食あたりを起こさないことから「役者がヒットしない=あたらない」とかけた説、配役を下ろされることと大根おろしをかけた説、素人の「しろ」と大根の「白」をかけた説などがある。