柿の種の由来語源を解説、実はとあるうっかりで生まれた商品。

この雑学では柿の種という商品名の由来語源についてや柿の種が生まれたきっかけについて解説します。

雑学クイズ問題

柿の種が偶然誕生したきっかけとは?
A.あられを製造する器具を踏みつけてしまった
B.機械の故障によって薄くて長いせんべいが焼けた
C.フライパンであられを炒ったら偶然美味しかった
D.製造者が柿を食べていたら偶然思いついた

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

柿の種の由来語源を解説、実はとあるうっかりで生まれた商品。

商品名の由来と語源

お酒のおつまみとして定番のお菓子に亀田製菓から販売されている「柿の種」がありますよね。
実は柿の種は最初から柿の種という商品名で開発されていた訳ではなく、とある偶然によって誕生したものなのです。

その偶然にも誕生したお菓子が柿の種に似ていたことが由来で柿の種という商品名になったんですね。
しかも、現在では亀田製菓の商品として有名な柿の種ですが、そもそも最初に柿の種を作って販売を始めたのは亀田製菓ではありません。

元々は普通のあられを製造・販売していたとある新潟の菓子メーカーのうっかりによって柿の種が誕生したものが広まったのです。
新潟県には大河津と呼ばれる品種の甘柿があり、その柿の種に似ていたことから柿の種となったそうです。


柿の種開発のきっかけ

続いて柿の種が誕生したきっかけについて解説していきます。
柿の種は新潟県の菓子メーカーのうっかりのおかげで誕生したと解説しましたが、どんなうっかりだったのでしょうか。

それは、あられを製造する時に使う小判型の金型を不注意で踏んで歪ませてしまったというミスでした。
踏んだせいで歪んで変形してしまった金型を使って試しにあられを作ってみたところ、現在の形の柿の種が偶然にも誕生したのでした。

それから柿の種は評判となり新潟県を中心に広まっていくことになり、新潟県の多くのお店では柿の種の形をしたあられが販売されるようになりました。
その後、ピーナッツ入りの柿の種の販売を始めたのが亀田製菓というだけであり、実は柿の種の元祖は亀田製菓ではなかったんですね。

そして、更にいえば柿の種とピーナッツという組み合わせを最初に考えたのも亀田製菓ではなかったそうです。

柿の種にピーナッツが入っている理由

今では当たり前になっている柿の種とピーナッツという絶妙な組み合わせはどのように生まれたのでしょうか。
前述の通り、柿の種には元からピーナッツが入っていたわけではありません。

諸説ありますが、帝国ホテルの外国人向けの酒場で提供していたナッツに日本らしさを加えるために柿の種が加えられたというのが一番有力な説のようです。
他の説としては、ピーナッツの売り上げが低迷してた時に人気商品の柿の種と一緒に売り出した説や、単に量増し目的で入れられたという説もあります。

柿の種とピーナッツの割合はもともと7:3でしたが、現在では6:4に落ち着いています。
ピーナッツをもっと増やして欲しいという要望もあり5:5にしていた時期もありましたが、不思議と売り上げが落ちてしまい現在の割合になったようです。

以上が柿の種という商品名の由来語源についてや柿の種が生まれたきっかけについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.あられを製造する器具を踏みつけてしまった」でした!

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まとめ

柿の種は新潟県の菓子メーカーのうっかりによって偶然誕生したお菓子であり、亀田製菓が開発したものではない。
あられを作る小判型の金型を踏んで変形させてしまったが、その金型を使ってあられを作ったところ、偶然にも柿の種が誕生した。
新潟県の大河津と呼ばれる品種の甘柿の種に形が似ていたことが由来で「柿の種」という商品名となった。
また、柿の種にピーナッツが入っている理由は「帝国ホテルが酒場のおつまみで日本らしさを出そうとした」や「柿の種人気に合わせてピーナッツの消費拡大を狙った」など諸説ある。