赤身魚と白身魚と青魚、何の違いで身の色が変わるのかを解説。

この雑学では赤身魚と白身魚と青魚は何の違いで身の色が変わるのかについて解説します。

雑学クイズ問題

次のうち赤身魚ではないものはどれ?
A.サーモン
B.マグロ
C.アジ
D.イワシ

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

赤身魚と白身魚と青魚、何の違いで身の色が変わるのかを解説。

お刺身の不思議

昔から魚を食べて生きてきた日本人にとって、寿司や刺身といった食べ物は日本の食卓には欠かせない存在ですよね。
居酒屋などでもお刺身は定番のメニューとなっていて、マグロやサーモン、タイなど様々な種類のものが楽しめます。

刺身の盛り合わせなどはとても色鮮やかに見えますが、そもそもなぜ魚によって身の色が違うのかって不思議に思いませんか?
広い意味でいえばどの魚も魚類の仲間であり見た目も似ているのに、なぜか身の色は赤だったり白だったりオレンジだったりしますよね。

人間で考えると日本人は肉の色が赤なのに、外国人の肉は青色をしているなんてことはありえないことです。
今回は魚によってなぜ身の色が違うのかについてわかりやすく解説していきます。


赤身魚と白身魚の違いは?

まずは赤身魚と白身魚の違いについて解説していきます。
赤身魚といえばマグロを想像する人も多いかもしれませんが、他にもカツオやブリ・アジ・イワシ・サンマ・サバなども赤身魚に該当します。

いわゆる「回遊魚」と呼ばれる種類の多く魚が赤身魚に該当し、長時間泳ぎ続けるためにたくさんの酸素が必要となってきます。
そのため、酸素を運ぶ役割のヘモグロビン酸素を供給する役割のミオグロビンが白身魚より多く含まれているのです。

ヘモグロビンやミオグロビンは赤い色素を含んでいることから、赤身魚の身が赤く見えているんですね。
逆に白身魚はタラやタイ・フグ・カレイ・ヒラメ・アナゴといった魚が該当しますが、沿岸や深海に生息し持久力よりも瞬発力を必要とする魚が多いです。

赤身魚に比べると酸素が必要ないことから、ヘモグロビンやミオグロビンの含有量が少ないため、身の色が白いのです。
つまり、赤身魚と白身魚はヘモグロビンとミオグロビンの含有量によって区分けされているという訳ですね。

ちなみにサーモンは身の色から赤身魚と勘違いされがちですが、白身魚に分類されています。
サーモンはオキアミを餌としていて、オキアミに含まれる色素が影響して身の色がオレンジとなっているのです。

青魚とは?

続いて青魚について解説していきます。
青魚については赤身魚や白身魚と違い、身の色ではなく背中の色によって分類されます。

青魚は背中が青色や黒っぽい色でお腹が白色であることが特徴の魚であり、サバやアジ・イワシ・サンマなどの魚が該当します。
お寿司屋さんでいわゆる「光もの」とよばれる魚が青魚のことですね。

青魚と対になるのが「赤魚」であり、身体の色が鮮紅色であることが特徴で、キンキやアコウダイ・キンメダイ・メヌケなどの魚が該当します。
「赤身魚や白身魚」と「青魚と赤魚」では見分けの仕方が違うということがわかりましたよね。

以上が赤身魚と白身魚と青魚は何の違いで身の色が変わるのかについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.サーモン」でした!

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まとめ

赤身魚と白身魚の違いはヘモグロビンとミオグロビンの含有量である。
酸素を多く必要とする回遊魚などはヘモグロビンとミオグロビンの含有量が多く、身の色が赤みを帯びている。
また、青魚と赤魚の違いは背中の色の違いである。
青魚は背中が青色をしていたり黒色となっている。