うろ覚えとうる覚えの意味、正しいのと間違いはどちら?

この雑学では「うろ覚え」や「うる覚え」の意味、正しいのはどちらかについて解説します。

雑学クイズ問題

「うろ覚え」と「うる覚え」はどちらが正しい?
A.どちらも正しい
B.どちらも間違い
C.うる覚え
D.うろ覚え

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

うろ覚えとうる覚えの意味、正しいのと間違いはどちら?

厄介な日本語

皆さんは普段から使っている日本語について、胸を張って正しい使い方をしているといえますか?
意外と日本語は難しくて、実は本来の意味とは間違った意味でその言葉を使っていたり、そもそも言葉自体を間違って覚えていたりするんですよね。

日本人ですら扱うのが難しいせいか、実は日本語は世界にある言語の中でも特に習得難易度が高いものだとされているんです。
例えば「うろ覚え」や「うる覚え」といった言葉はどちらが正しくて、どちらが間違っているのかわからないという人がたくさんいます。

この手の日本語はよくクイズ番組などでも出題されますよね。
今回は「うろ覚え」や「うる覚え」のどちらが正しいのかに加えて、意味や由来語源についても解説しますので最後まで読んでいってくださいね。


正しいのはうろ覚え

それではどちらが正しいのかについてさっそく解説していきます。
正しいのは「うろ覚え」であることから、「うる覚え」という言葉は誤用となっています。

「うろ覚え」という言葉の意味については辞書などを使って調べてみると以下のようになっています。

・覚えている(もしくは理解している)内容が曖昧なこと
・またそのような状態で発言すること

「うろ覚え」の「うろ」とは空洞という意味の「うろ(空・虚・洞)」だとされていて、これが語源となって曖昧(空っぽ)にしか覚えていないことを「うろ覚え」とするようになったそうです。
また、過去には「うろんおぼえ」という言葉が使われていたことがあり、「うろん」とは「あいまいな」「あやしげな」という意味であることから、これが省略されて「うろ覚え」となったという説も存在しています。

なぜ誤用が広まったのか?

「うろ覚え」と「うる覚え」についてはどちらが正しいのかわからない人が多く、誤用も多いのですが、そもそもなぜここまで誤用が広まったのでしょうか。
実は誤用が広まったのには諸説あり「うる覚えは方言とする説」「発音が紛らわしく聞き間違えた説」「元々はうる覚えが正しい」など多々あります。

地域によってはうろ覚えのことを「うり覚え」と発音する地域もあることから、もしかすると一部の地域では「うる覚え」という発音をされていたのかもしれませんね。
どちらの発音が正しいのか「うろ覚え」だった人も多かったと思いますが、きちんと覚えられましたか?

以上が「うろ覚え」や「うる覚え」の意味、正しいのはどちらかについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.うろ覚え」でした!

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まとめ

「うろ覚え」は「うる覚え」と間違われることが多いが、正しいのは「うろ覚え」である。
うろ覚えの「うろ」とは「空・虚・洞」という意味があることから、曖昧(空っぽ)にしか覚えてないことを「うろ覚え」とするようになった。
一部の地域では「うり覚え」という言葉もあり、発音も紛らわしいことから誤用の「うる覚え」が広まったと考えられている。