茶道で茶碗を回して飲む理由や意味、他にも数多くの作法がある。

この雑学では茶道で茶碗を回して飲む理由や意味、他の茶道の作法について解説します。

雑学クイズ問題

茶道で茶碗を二周半回してから飲むことに込められた意味は?
A.歓迎
B.謙遜
C.感謝
D.了解

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

茶道で茶碗を回して飲む理由、他にも数多くの作法がある。

茶道の作法は難しい?

皆さんはお茶会に参加して本格的に立ててもらったお茶を飲んだことはありますか?
茶道といえば数多くの作法やマナーがあり、きちんとした作法で飲めないと恥ずかしい思いをするのではないかと思ってしまいますよね。

その中でも有名な作法に「お茶を飲む時にはお茶碗を2回半回してからお茶を飲む」というものがありますよね。
なんとなくこの作法だけは知っているという人も多いかもしれませんが、そもそもなぜお茶碗を回すのかその理由や意味までは意外と知られていません。

実はこのお茶碗を回してから飲むという作法には日本人ならではの思いが込められているんです。
また、今回はお茶碗を回す以外の作法についても解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。


茶碗を回してから飲む意味や理由

それではさっそくお茶を飲むときに茶碗を2周半回す意味や理由について解説していきます。
実はお茶を出してもてなす側の人間はお茶碗が一番美しく見えるように、お客様から見て正面を向けてお茶碗を差し出します。

これにはお客様への尊敬の意味が込められていたり、お茶碗の美しさと共にお茶を楽しんでもらいたいという気持ちが込められています。
お客様側はこのもてなしに対して「謙遜」の意味合いを込めて、お茶碗を2周半回し、逆に正面が相手へと向くようにします。

「2周半」という回数に意味がある訳ではないので、きちんとお茶碗の正面が相手へと向くようにお茶碗を回転させることがポイントになります。
お客様をもてなす側の気持ちと、もてなされたお客様がそれに応えるという、なんとも日本人らしい風情のあるやり取りですよね。

様々な茶道の作法

続いてお茶碗を回す以外の様々な茶道の作法について簡単に解説していきます。
お茶会ではお菓子が振舞われますが、お菓子をのせたり手や口、お茶碗を拭く際に懐紙が必要になるため必ず持参するようにしてください。

また、お菓子を頂く時には「頂戴します」とお辞儀してから、懐紙の折り目が手前になるように出して、懐紙を折り返した上にお菓子を置きます。
お茶を頂く際には飲み終わった合図としてズズッと音を立てての見えるようにし、飲み終わった後は飲み口を指で拭きとり、その指を懐紙で拭くようにします。

お茶碗を拝見する時には両手を畳について全体を見渡すようにします。
お茶碗の裏などを見たい場合には、お茶碗を両手で持ち上げるようにして、肘を自分の膝などで固定し、お茶碗を落とさないようにして拝見します。

以上が茶道で茶碗を回して飲む理由や意味、他の茶道の作法についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.謙遜」でした!

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まとめ

お茶会などでお茶を飲む時にはお茶碗を2周半回してから飲むのが正しい作法とされている。
これはお茶を振舞う側がお茶碗が美しく見えるように、お客から見て正面向きで渡されるからである。
これに対して客側は「謙遜」の意味を込めて、逆にお茶を振舞った側に正面を向けるためにお茶碗を2周半回す。
2周半という数字に特別な意味があるわけではないため、きちんと相手から見て正面に見えるようにお茶碗を回してから飲むのがポイントである。