堪忍袋の意味や語源由来、正しい使い方について解説。

この雑学では堪忍袋という言葉の意味や語源、由来について解説していきます。

雑学クイズ問題

堪忍袋の緒が切れるとはどういう意味の慣用句?
A.我慢の限界を迎えて怒りが爆発すること
B.うまくいった喜びで夢中になっていること
C.悲しみや悔しさなどで胸が破れそうな思いをすること
D.臆病な気持ちになる

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

堪忍袋の意味や語源由来、正しい使い方について解説。

日本語は難しい

日本語には難しい言葉がたくさんあることから、日本人同士でさえ意味を間違えて伝わることってありますよね。
また、意味は知っているものの、その日本語の由来や語源までは知られていない日本語がたくさんあります。

例えば「苦肉の策」という日本語の意味は「苦し紛れに考え出した手だて」という意味ですが、元々は違う意味の言葉でした。
元々は「敵を欺くためにわざと自分や味方を苦しめること」だったのですが、「苦」という漢字が使われていることが語源、由来となって現在の意味へと変化していったのです。

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このように意味は知っていても、語源や由来を辿っていくと面白い雑学が学べたりするんですよね。
それでは「堪忍袋」とはどのような意味なのか、また「堪忍袋」とはどのような袋のことなのか、解説していきます。


堪忍袋の意味とは?

それではさっそく「堪忍袋」という言葉について解説していきます。
堪忍袋は「堪忍袋の緒が切れる」という慣用句として使われる言葉ですが、調べてみると以下のような意味であることがわかります。

・我慢の限界を迎えて怒りが爆発すること
・これ以上耐え忍ぶことが出来ない状態

以上のことから「我慢していたが怒りが爆発してしまうこと」という意味で使われていることがわかりましたね。

類義語もたくさん存在しており「はらわたが煮えく返る」「仏の顔も三度まで」といったものが挙げられます。

堪忍袋の語源・由来とは?

続いて、堪忍袋という言葉の語源や由来について解説していきます。
堪忍袋とは人間の怒りの許容量を「袋」という言葉で例えたものになります。

袋の口を緒で締めている場合、そこに物(怒り)を詰め込めば詰め込むほど袋は膨張していきますよね。
そして、限界を迎えた時には袋の口を締めていた緒が切れてしまって、中身が飛び出してしまいます。

このような様が語源由来となって「堪忍袋」という言葉、または「堪忍袋の緒が切れる」という慣用句が使われるようになったのでした。
普段はおとなしい人ほどたくさん我慢をしていて、堪忍袋の許容量が大きく、緒が切れた時の爆発で飛び出す怒りが凄まじいかもしれませんので、注意が必要ですね。

以上が堪忍袋という言葉の意味や語源、由来についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.我慢の限界を迎えて怒りが爆発すること」でした!

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まとめ

堪忍袋という言葉には「我慢の限界を迎えて怒りが爆発すること」「これ以上耐え忍ぶことが出来ない状態」という意味がある。
類義語には「はらわたが煮えく返る」「仏の顔も三度まで」などがある。
堪忍袋という言葉自体は、怒りの許容量を袋に例えたものであり、限界を迎えた時に袋の口を締めていた緒が切れてしまうような様から「堪忍袋の緒が切れる」という慣用句となった。