この雑学では頭が下がるという言葉の意味や語源、由来について解説します。
雑学クイズ問題
頭が下がるの正しい意味とは?
A.ひたすら謝ること
B.感謝してもしきれないこと
C.感服すること
D.よそよそしくすること
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
頭が下がるの意味とは?語源や由来もわかりやすく解説。
ビジネスシーンで使われる言葉
ビジネスシーンで使われる日本語には、普段使わない言葉も多く、難しく感じられるものが多いですよね。
丁寧な口調で難しい言葉を使おうとして、かえって使い方や意味を間違えてしまい、恥をかいてしまう場面もあります。
場合によってはお客様を怒らせてしまいますし、常日頃からしっかりと正しい日本語の使い方を心がけたいものです。
普段は使わない言葉に「頭が下がる」という言葉があると思いますが、皆さんはこの言葉の意味を理解していますか?
「頭が下がる思いです」といった使い方をする言葉ですが、意外と意味を間違えて覚えている人が多い日本語なんですよね。
似た言葉に「頭が上がらない」というものがありますので、今回はこの二つの意味や由来・語源についてわかりやすく解説します。
「頭が下がる」の意味・由来・語源
それではさっそく「頭が下がる」という言葉の意味や由来、語源について解説していきます。
「頭が下がる」という言葉について辞書で調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。
・敬服する
・感服する
以上のような意味で使われる言葉なんですが、頭を下げることを謝っていることと考えてしまう人も多いようです。
そのことから、意外と「頭が下がる」を「謝罪をする」という意味で覚えている人も多いのです。
本来、お辞儀は相手への尊敬の念を表すためのものなので、「頭が下がる」といえば敬服することや感服することを意味する言葉なんですね。
「頭が下がる思い」などの言葉の使い方としては、相手へ感謝の気持ちなどを伝える際に使うのが正しい使い方となります。
そのため、自分がミスなどをして相手を怒らせてしまった時などに、「頭が下がる思いです」と言うのは誤用なので注意が必要です。
また、ここまで解説すればお分かりかと思いますが、「頭が下がる」の語源や由来は相手を敬う際のお辞儀からきています。
「頭が上がらない」との違いは?
続いて「頭が上がらない」という言葉との違いについて解説していきます。
実は「頭が上がらない」とは「頭が下がる」という言葉の逆の意味を持った言葉なのです。
「頭が下がる」が感謝の気持ちなどを表すのであれば、「頭が上がらない」は申し訳ない気持ちの時に使う言葉なんですね。
「頭が上がらない」といえば「相手に対して負い目や引け目があり、対等な立場に立てない」という意味になります。
そのため、相手へ感謝を伝えたい時に「頭が上がらない」という使い方するのは誤用となります。
この二つの言葉の意味についてはセットで覚えておくとわかりやすいかと思います。
以上が頭が下がるという言葉の意味や語源、由来、頭が上がらないとの違いについてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.感服すること」でした!
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まとめ
「頭が下がる」という言葉には「敬服する」「感服する」などの意味があり、相手への尊敬の念や感謝を伝える言葉である。
そのため、相手を怒らせてしまった時などに「頭が下がる思いです」といった使い方をするのは間違いである。
似た言葉に「頭が上がらない」という言葉があるが、こちらは逆に謝罪などをする時に使う言葉である。
自分に負い目や引け目を感じていて、対等な立場に立てない時に使われる言葉が「頭が上がらない」である。