この雑学では冷やし中華の発祥について詳しく解説します。
雑学クイズ問題
冷やし中華は中国でどのように呼ばれている?
A.日本式涼拌麺
B.大和式涼拌麺
C.冷却涼拌麺
D.具沢山涼拌麺
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
冷やし中華の発祥は日本であり、実は中国発祥の料理ではない。
中華なのに日本が発祥?
最近は夏になると特に暑くなることから、夏バテしてしまって食欲が失せることってありますよね。
そんな時に冷たくて簡単に作ることのできる冷やし中華は、現代の日本の夏の食卓には欠かせないものとなっています。
しかし、そんな夏の風物詩として完全に定着している冷やし中華については誤解されていることがあるのです。
その料理名から冷やし中華が中国発祥の料理だと思っている人も多いのではないでしょうか。
実は冷やし中華は中国発祥の料理ではなく、日本発祥の料理なのです。
中国にも麺類で似たような食べ物がありますが、日本で食べられている冷やし中華とは全く別物なんですね。
冷やし中華の発祥とされるお店
実は冷やし中華の発祥だとされているお店は二つあります。
揚子江菜館の五色涼拌麺
現在のように様々な色彩の食材を細かくきってのせた冷やし中華の原型となった食べ物は、揚子江菜館の五色涼拌麺だとする説です。
別名で五目冷やしそばとも呼ばれており、最初に創作されたのは1933年のことだったとされています。
細切りの様々な食材を皿の中心から放射状に盛りつけるという発想は、富士山に積もる雪をイメージして作られたそうです。
龍亭の涼拌麺
龍亭で冷やし中華の原型とされる涼拌麺が販売されるようになったのは1937年のことだったとされています。
当時は夏場になると中華料理店では売り上げが落ちることから、夏場にも売れる中華料理ということで冷やし中華が考案されました。
ざるそばから構想を得て冷やし中華の開発がおこなわれましたが、現代の冷やし中華とは少し異なったスタイルでした。
具体的には、麺の上に湯がいたキャベツ、塩もみきゅうり、スライスしたにんじん、叉焼、トマトをのせて食べていたそうです。
とある芸能人が冷やし中華愛好会を作った
実は日本には「冷やし中華愛好会」という団体が存在しています。
しかも、冷やし中華愛好会についてはあのタモリさんなどの著名人によって結成された団体なんですね。
メンバーの一人である山下洋輔が冷やし中華が夏にしか食べることが出来ず、冬になると食べられないことに憤慨して結成されました。
かなり昔になりますが、1977年と1978年には冷やし中華愛好会が主催となって「冷やし中華祭り」などのイベントも開催されたことがあるそうです。
また、冷やし中華愛好会では会報として「冷やし中華」という雑誌も発行されていました。
著名人によって結成された冷やし中華愛好会とは別に、1995年には冷やし中華の愛好家によって「冷やし中華の日」も制定されています。
以上が冷やし中華の発祥についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A.日本式涼拌麺」でした!
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まとめ
冷やし中華はその名称から中国が発祥の料理だと誤解されているが、日本が発祥の料理である。
冷やし中華の発祥は揚子江菜館の五色涼拌麺、または龍亭の涼拌麺だとされている。
また、タモリなどの著名人などによって「冷やし中華愛好会」という団体が設立され、過去にはイベントが開催されたことがあった。
1995年には愛好家によって「冷やし中華の日」という記念日が制定された。