この雑学では販売されている時計が10時10分を指した状態で売られている理由について解説します。
雑学クイズ問題
展示中の時計の針が10時10分を指している理由はどれ?
A.商売繁盛の意味を込めているから
B.保存状態を良くするため
C.歴史上初の時計が10時10分から動き始めたから
D.12時付近にロゴマークがあるから
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
時計が10時10分を指した状態で販売されている理由を解説。
10時10分を指している理由
家電量販店などで売られている時計や高級腕時計店で売られている腕時計まで、よく観察してみると共通点があります。
それはどの時計を見てもそのほとんどが「10時10分を指している」という点です。
12時ちょうどに針をあわせておく方が収まりが良いと思われるかもしれませんが、実は10時10分が最も時計が美しく見える針の配置なんですね。
多くのメーカーで製造されている時計は、12の方向にロゴマークを入れていることから、12時に針をあわせておくとロゴマークが隠れてしまいます。
また、時計盤は左右対称のデザインであることも理由の一つで、針が左右対称の位置になる10時10分は時計を美しく見せるのにうってつけなのです。
ぴったりと「10時10分」に合わせると少しだけ短針が上に動いてしまうため、10時8分や10時9分に時間を合わせることも多いそうです。
その他の理由や噂
時計の針を「10時10分」に設定しておく理由のそのほとんどが「美しく見せるため」となっています。
しかし、その他にも理由や都市伝説のような噂話も存在してします。
実は10時10分という時刻は、アメリカの3人の偉人の死亡時刻に関係性があるという噂です。
「エイブラハム・リンカーン」「ジョン・F・ケネディ」「キング牧師」の3人の偉人は、なんと偶然にも10時10分に死亡しているのです。
そして、この3人の偉業を称えるために、アメリカでは10時10分に設定して時計を販売するようになり、それが世界共通の風習となっていった説です。
また、昔は8時20分に設定して販売することもあったそうですが、泣き顔に見えることからあまり印象がよくないものとされていました。
大恐慌時代のアメリカでは「厳しい時には笑顔が必要」と考えた時計屋の店主が、全ての時計を10時10分に設定しました。
その後、売上が急に良くなったことから、8時20分や12時00分など様々な針の配置で売られていたものが、10時10分で販売されるようになった説もあります。
実はiPhoneの時計も・・・
アナログ時計に10時10分という針の設定があるように、デジタルの時計についても決まった時刻で展示されている場合があるようです。
実はiPhoneに表示されている時計の時刻についても、「9時41分」に設定されて展示されていることが多いのです。
元々、アップルでは新製品を発表するイベントが9時に始まっていました。
そして、開始から40分後である9時40分から新製品の発表が行われるため、プレゼン内に出てくる時計の画像も9時40分と表示されるようにしていたそうです。
しかし、実際には9時40分ちょうどではなく、9時41分にその画像が登場することが多かったため、少しずらして9時41分と表示するようになったのでした。
現在ではアップル社の新商品が10時から発表されることもありますが、当時の名残りで9時41分を設定してiPhoneの販売を行っている店舗も多いようです。
以上が販売されている時計が10時10分を指した状態で売られている理由についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.12時付近にロゴマークがあるから」でした!
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まとめ
時計の針が10時10分の状態で販売されているのは時計を美しく見せるためである。
ほとんどのメーカーで製造されている時計は、ロゴマークが12時方向にあるため、ロゴマークを隠さないようにする意味合いもある。
他にはアメリカの偉人が10時10分に死亡したことと関連があるという説や、10時10分に設定すると売上が上がったからという説もある。
iPhoneについては、新作発表の画像が登場するタイミングが9時41分というタイミングであったことから、9時41分に設定して展示されていることがある。