この雑学では「韋駄天」という言葉の意味や語源、由来について解説します。
雑学クイズ問題
韋駄天はどの宗教の神様?
A.バラモン教
B.キリスト教
C.ヒンドゥー教
D.イスラム教
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
韋駄天の意味・語源・由来について解説、実は神様の名前だった。
実は宗教が関係する言葉
普段から何気なく使っている日本語でも、実は意味や語源、由来を聞かれると答えられないものってありますよね。
今回は「韋駄天(いだてん)」という言葉について解説していきますが、皆さんは意味をご存じでしょうか。
2019年には「いだてん~東京オリンピック噺~」という大河ドラマの放送も決まっていることから、「韋駄天」という言葉を何かと見かけるようになるかと思います。
漢字であることから日本語が語源だと思うかもしれませんが、実は韋駄天は海外の宗教の神様の名前なのです。
それでは韋駄天とはどのような神様なのでしょうか。
韋駄天という言葉の意味以外にも語源や由来となった宗教についてなど、詳しく解説していきます。
韋駄天の意味とは?
それではさっそく「韋駄天」という言葉の意味について解説していきます。
「韋駄天」という言葉について辞書などを使って調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。
・足が速い人
・とても速く走る様子
このように、足の速い人に対して「韋駄天」という言葉を使います。
他にも「韋駄天走り」といった使い方もされる言葉で、とにかく速く走ることを「韋駄天走り」と呼ぶこともあります。
冒頭で解説したように韋駄天は神様の名前であり、足が速い神様であったことから「韋駄天」という言葉そのものが「足が速い人」という意味になったんですね。
韋駄天の語源や由来とは?
続いて「韋駄天」という言葉の語源や由来について解説していきます。
韋駄天は元々はヒンドゥー教の「スカンダ」という神様が由来となっています。
スカンダが仏教に入り、仏教の世界では「韋駄天」と呼ばれている訳ですね。
韋駄天は仏教の四天王である増長天と呼ばれる神様に仕えている八代将軍の一角であり、とても偉い神様なのです。
一説によると、鬼が釈迦の遺骨を盗んだ際にすぐに鬼を追いかけて遺骨を取り戻したとされています。
これが語源や由来となって「韋駄天=足が速い」という意味を持つようになったのです。
ちなみに「ご馳走」という言葉も、韋駄天がお釈迦様のために走り回って食べ物を集めたこと由来となった言葉です。
以上が「韋駄天」という言葉の意味や語源、由来についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.ヒンドゥー教」でした!
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まとめ
韋駄天には「足が速い人」「とても速く走る様子」という意味がある。
元々はヒンドゥー教のスカンダという名前の神様だったが、仏教に入った際に「韋駄天」という名前になった。
鬼が釈迦の遺骨を盗んだ際に、その後を走って追いかけて釈迦の遺骨を取り戻したという逸話が由来、語源となって「韋駄天=足が速い人」という意味になった。
「ご馳走」という言葉についても、釈迦に料理を振舞うために各地を走り回ったことが由来の言葉となっている。