ゴレンの意味を解説、ナシゴレンやミーゴレンってどんな料理?

エスニック料理を提供するお店では「ナシゴレン」や「ミーゴレン」などが定番料理として提供されていますよね。
他にも「アヤムゴレン」「ピサンゴレン」など「ゴレン」が付く料理名がありますが、そもそも「ゴレン」ってどういう意味なの?という人も多いはず。

今回はエスニック料理に登場する「ゴレン」という言葉の意味について解説していきます。
また「ナシゴレン」「ミーゴレン」「アヤムゴレン」「ピサンゴレン」がどんな料理なのかも解説します。

ゴレンの意味とは?

まずは「ゴレン」の意味についてです。
「ゴレン」とはインドネシア語やマレー語であり、基本的に日本語では「揚げた」という意味になります。

そのため、「ゴレン」が付いた料理については「揚げ料理」ということになりますね。
しかし、ナシゴレンやミーゴレンは炒め料理になりますので、例外的に「炒めた」という意味で使われることもあるそうです。

ゴレンの付く料理

エスニック料理には「ゴレン」が付く食べ物が多いため、それぞれがどのような料理なのかを簡単に解説していきます。

ナシゴレンとはどんな料理?

ナシゴレンの「ナシ」は日本語にすると「ご飯」という意味があります。
そのため、ナシゴレンといえば炒めた飯、日本でいうところの「焼き飯」に近い料理のことですね。

ナシゴレンはインドネシアやマレーシアで広く食べられており、それぞれのお店や家庭で使われる食材や調味料に様々なバリエーションがあります。
作る人によっていろいろな味を楽しめるのがナシゴレンの魅力の一つとも言えるでしょう。

日本ではあまり馴染みのない「サンバル」「ケチャップマニス」「トラシ」「ブラチャン」といった調味料が使われるのも特徴です。
日本の焼き飯とは違い、皿には米だけではなく、目玉焼きやエビのあげせんべい、生の野菜などが盛り付けられて提供されます。

ミーゴレンとはどんな料理?

ミーゴレンの「ミー」は日本語では「麺」という意味になります。
ミーゴレンは炒めた麺、日本風にいえば「焼きそば」ということになりますね。

日本のソース焼きそばに近い見た目をしていますが、ケチャップマニスという少し辛めの調味料を使って味付けされたインドネシア風焼きそばとなっています。
そのため、日本の焼きそばよりもスパイシーな焼きそばを想像して頂ければわかりやすいかと思います。

アヤムゴレンとはどんな料理?

アヤムゴレンの「アヤム」を日本語にすると「鶏」という意味になります。
一般的な「ゴレン」の意味は「揚げた」という意味であることから、アヤムゴレンはインドネシアやマレーシア風の唐揚げのことですね。

アヤムゴレンはヤシ油で揚げられており、様々なスパイスによって味付けされています。
この料理についても、日本の唐揚げよりもスパイシーな唐揚げをイメージして頂ければわかりやすいと思います。

ピサンゴレンとはどんな料理?

ピサンゴレンの「ピサン」を日本語にすると「バナナ」という意味になります。
日本では馴染みがない料理ですが油で揚げて調理された「揚げバナナ」のことですね。

東南アジアでは広くスナック菓子として親しまれており、露店などで提供されています。
バナナは熟しきっていない青いものを使い、油で長時間揚げるとバナナが溶け出してしまうことから、高温の油で短時間揚げて調理されます。

エスニック料理は日本人の舌に合うものも多く、どれも魅力的に感じてしまいますよね。
以上が「ゴレン」の意味についてや「ゴレン」の付いたそれぞれの料理についてでした。


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まとめ

「ゴレン」とはインドネシア語やマレー語では「揚げた」という意味がある。
ナシゴレンやミーゴレンについては炒め料理であることから、例外的に「炒めた」という意味で使われることもある。
ナシゴレンは焼き飯、ミーゴレンは焼きそば、アヤムゴレンは唐揚げなどに近い料理である。
アヤムゴレンはバナナを揚げたお菓子であり、東南アジアでは露店などで提供されていることが多い。