ゴルフ用語の由来、イーグル、バーディー、ボギーなどの意味。

今回はゴルフにまつわる雑学を紹介します。
ゴルフには「パー」「バーディ」「イーグル」「アルバトロス」「ボギー」「キャディ」「ファー」などのゴルフ用語がたくさんありますが、全ての用語に意味や由来があります。

それらのゴルフ用語に加えて「ドライバー」「ブラッシー」「スプーン」など、ゴルフ用具の名前の由来などについても解説します。

ゴルフ用語の由来

打数の由来

まずはゴルフの打数にまつわる用語の意味や由来について解説していきます。
ゴルフは各ホールに規定の打数が決められています。

規定の打数に対して、何打でカップインできたかによって、以下の用語が定められています。

・規定数+1以上=ボギー
・規定数=パー
・規定数-1=バーディ
・規定数-2=イーグル
・規定数-3=アルバトロス

これらの打数にまつわる用語それぞれには由来があります。

ボギー

ボギーには「お化け」という意味があり、元々はパーと同じ意味として使われていた用語です。
ゴルフに規定数が導入された際に、規定数は仮想の相手選手がカップインしたスコアだと考えらえるようになりました。

仮想の相手選手の姿が見えず、見えない相手よりもなかなか良い打数でカップインできないことが由来で「ボギー」という名前になりました。

パー

パーはゴルフ発祥の地であるイギリスで、元々は株取引の際に使われている用語が由来となっています。
「パー」は「基準」という意味があり、金額が上下する株価では基準となる数値を「パー」と呼んでいました。

そのため、ゴルフでも基準となる打数を「パー」と呼ぶようになったんですね

バーディ

バーディは日本語では「小鳥」を意味します。
規定数を下回った打数でカップインするためには、一打でなるべく飛距離を稼がなければなりませんよね。

飛距離を稼ぐために打つ強いショットが、まるで小鳥が飛んでいくように見えることが由来で「バーディ」と呼ばれるようになりました。

イーグル

イーグルは日本語では「鷲(わし)」を意味します。
鷲は小鳥に比べて大型の鳥であり、長い距離を飛ぶことが由来となって、イーグルと呼ばれるようになりました。

アルバトロス

アルバトロスは日本語では「アホウドリ」を意味します。
鷲(イーグル)よりも更に大型の鳥であることが由来となって、アルバトロスと呼ばれるようになりました。

ホール上で使う用語の由来

続いて、ホール上で使われる用語の由来について解説します。

キャディ

キャディはクラブを運んだりなど、プレー中に様々な補佐をしてくれる人のことです。
昔はゴルフのプレー中に「cadet(カデ)」という宮廷に仕える人をお手伝いとして連れて回りました。

そのため、「cadet(カデ)」が由来となってキャディと呼ばれるようになりました。

ファー

ファーは正確にはフォアであり、「前方」という意味があります。
ボールが予期せぬ危険な方向に飛んで行った際に、「ファー」と叫ぶことにより危険を知らせています。

ゴルフクラブの由来

最後にゴルフクラブの由来について解説します。
ゴルフは14本までクラブを持ち込むこと出来て、状況に応じて様々なクラブを使い分けます。

あまりにも数が多いので、今回は飛距離を稼ぐための「ウッド」と呼ばれる種類のクラブの由来を解説します。

ドライバー

最も飛距離の稼げる1番ウッドのクラブは「ドライバー」と呼ばれています。
運ぶ」の意味を持つドライブが由来となっていて、最も遠くへ打球を運べることが由来で「ドライバー」となりました。

ブラッシー

2番ウッドのクラブは「ブラッシー」と呼ばれています。
部品に「真鍮版(ブラス)」という素材を使っていることが由来で「ブラッシー」となりました。

スプーン

3番ウッドのクラブは「スプーン」と呼ばれています。
ヘッドの形状がスプーンのような形状をしていることが由来で「スプーン」となりました。

以上がゴルフ用語の由来についてでした。


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まとめ

打数にまつわる用語はそれぞれ「パー(基準)」「ボギー(お化け)」「バーディ(小鳥)」「イーグル(鷲)」「アルバトロス(アホウドリ)」という意味や由来がある。
キャディは宮廷の召使いである「cadet(カデ)」が由来で、ファーは前方を意味する「フォア」が由来となっています。
ドライバーは前方へ「運ぶ」ことが由来で、ブラッシーはブラスという素材が由来、スプーンは食器のスプーンが由来となっています。