フローラルの香りとはどういう意味?どんな匂いなのかを解説。

今回は「フローラルの香りとはどういう意味?」ということで、匂いにまつわる雑学を紹介します。
巷には「フローラルの香り」を謳った商品が溢れかえっていますよね。

しかし、フローラルの香りという表現は非常に曖昧であり、具体的にどんな匂いがするのかが説明できないですよね。
フローラルといえばなんとなく甘くてふんわりした匂いのイメージですが、果たしてフローラルの香りとはどのような意味なのでしょうか。

フローラルの香りの意味とは?

フローラル意味香り
それではさっそく「フローラルの香り」の意味について解説していきます。
「フローラル」という言葉について辞書などで調べてみると、以下の意味であることがわかりました。

・花のようであるさま
・花をつかった

以上の意味であることから、「フローラルの香り」といえば「花のような香り」という意味になりますね。
また、フローラルはかなり曖昧な表現であり、フローラルの香りといっても具体的に「バラの花」といった特定の香りを指すものではありません。

そのため、フローラルの香りについても花の”ような”香りというだけで、あくまで花を連想させるような甘くてふんわりとした香りであり、具体的ではありません。
一応は「花のつかった」という意味もあるため、フローラルの香りを謳った商品は、花の香料がほぼ確実に使われています。

フローラルが定着した理由

続いて「フローラル」という言葉が定着した理由について解説します。
「フローラル」は意味が曖昧なため、なぜここまで定着したのかちょっと不思議ですよね。

しかし、逆に意味が曖昧でほとんどの人が答えられないことから、ここまで普及したと考えられます。
例えば、「バラの香り」と言ってしまうと、具体的にバラの香りが想像できてしまいますし、それではバラの香りが苦手な人に避けられてしまいますよね。

「フローラルの香り」とすれば、具体的な表現をしなくても済みますし、重要な香りについてもぼかすことが出来ます。
また、おそらくほとんどの人が「フローラル」と聞いて嫌なものや臭い香りをイメージしないですよね。

「フローラル」という言葉は人を嫌な気持ちにさせず、曖昧ですがなんとなくいい香りがしそうであることから、ここまで定着したと考えられています。

フローラルノートという言葉がある

フローラルの香り意味
「フローラル」に関係する言葉には「フローラルノート」という言葉があります。
フローラルノートとは簡単に言えば、花の香りの総称のことであり、フローラルの香りはフローラルノートを基調としています。

単一の花の香りは「シングルフローラル」と呼ばれており、複数の花の香りを組み合わせたものを「フローラルブーケ」と呼びます。
日本で売られている「フローラルの香り」を謳った商品は、複数の花の香りが組み合わせられていることから「フローラルブーケ」に該当しますよね。

他にも草などの青々とした香りを配合したものは「フローラルグリーン」などと呼ばれています。
また、欧米人にとって東洋を思わせるような花の香りが使われているものについては「フロリエンタル」などと呼ばれています。

以上が「フローラルの香りとはどういう意味?」についてでした。


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まとめ

フローラルには「花のようであるさま」「花をつかった」という意味がある。
そのため、フローラルの香りといえば花の香料を使っており、甘くてふんわりとした匂いのものを指す。
フローラルという言葉の意味は曖昧だが、良いイメージを持たせていい香りを連想させることから、ここまで定着したとされている。
フローラルの香りといえば、フローラルノートを基調としている。