今回は「大人の一年が早く過ぎるのはなぜ?」ということで、時間にまつわる雑学を紹介します。
大人になるとあっという間に一年が過ぎてしまい、正月を迎えたばっかりだと思ったら、すぐに年末になっていたなんてことありますよね。
子供の頃は一年がとても長く感じたのに、大人になるとなぜほとんどの人が「時間が早く過ぎる」と感じているのでしょうか?
実は子供と大人では日常生活で感じているトキメキの量が違い、大人の生活にはトキメキが少ないためなんです。
大人の一年が早く過ぎるのはなぜ?
冒頭で解説したように、大人の生活は子供に比べてトキメキが少ないことから、子供よりも圧倒的に時間が早く感じています。
大人になるとどうしても日々の生活がマンネリとなっていき、同じことが繰り返されているように感じて、トキメキがなくなってしまうんですね。
子供と大人の食事の違い
子供と大人の食事を比べてみると、子供と大人では心で感じていることが全く違うことがわかります。
例えば、夕食で同じテーブルでハンバーグを食べていると、子供は以下のように感じています。
・やった!今日のごはんはハンバーグだ!
・美味しい!
・でも、このハンバーグはどうやって作っているんだろう?
・付け合わせのにんじんがお星さまで綺麗!
・次は大好きなポテトサラダを食べよう!
このように、子供はただハンバーグを食べているだけで様々なこと考えて、心を動かしています。
それに比べて、大人がハンバーグを食べる時には以下のようなことを考えています
・今日の夜ご飯はハンバーグか
・ごちそうさま
子供に対して大人の方がほとんど何も考えていない=トキメキを感じずに心が動いていないことがわかりますよね。
子供は夕食に限らず、常日頃から発見や疑問、驚きの連続であることから、トキメキが多く、一日の内容が濃くて長く感じられているのです。
しかし、大人は食事にしても日常生活においても、ただただ見慣れた光景の連続となります。
そのため、同じ20分間の食事だったとしても、心の動きが少なく、トキメキもないことから、圧倒的に時間が短く感じられてしまうのです。
確かに、毎日同じような作業をこなしていると、刺激が足りなく感じてしまいますし、はっきりと印象に残らなくなってきますよね。
子供は感受性が豊かで、毎日学校へ行って同じような毎日を繰り返す中でも、新たな刺激や新しい発見をしてくるものなのです。
子供と大人の出来事の感じ方
続いて、子供と大人の出来事の感じ方の違いについてです。
子供は大人に比べると、一つ一つの出来事をより詳しく鮮明に覚えている傾向があります。
例えば、実験で子供に「昨日は何をしたか?」という質問を投げかけてみると、以下のように回答されます。
・お婆ちゃんとプールにいった
・プールでボールを使って遊んだ
・お婆ちゃんとお母さんと鬼ごっこをした
・その後お婆ちゃんの家でご飯を食べた
同じ質問を大人にした場合には、以下のような回答となります
・夜にご飯を食べに行ったぐらい
・特に何も無い
子供の方が一つ一つの出来事に対して、心にトキメキがあることから、出来事がより具体的で鮮明に思い出されるんですね。
他にも「休みの日は何をした?」「去年は何をした?」という質問をしたとしても、子供の方がより具体的な回答が返ってきます。
大人は過去の出来事になればなるほど何も覚えていませんし、捻りだそうとしても特に何も出てこないのです。
このように、大人は子供に比べて圧倒的にトキメキが少ないから、どうしても時間の経過が早く感じてしまうんですね。
何歳から早く感じるようになる?
それでは、具体的に何歳ぐらいから時間が早く感じられるようになるのでしょうか?
一般的には大人から子供になっていく過程の中で、19歳ぐらいになると自分が感じる時間と、経過する時間が一致するようになります。
そのため、19歳を過ぎて20歳ぐらいになってくると、自分の感じる時間よりも時間の経過の方が早く感じるようになっていくそうです。
確かに、高校を卒業したり、大学を卒業して就職し、仕事を始めると急に時間の流れが早く感じられるようになりますよね。
これは、日々が同じことの繰り返しになっていくため、感受性に乏しくなるからだったんですね。
時間を長く感じる方法
それでは大人でも時間を長く感じるためにはどうしたらよいのでしょうか?
やはり、時間を長く感じるためには「トキメキ」を感じて心を動かすことです。
例えば、何か新しいことを始めることによって、生活の中にマンネリ以外の刺激的な出来事を取り入れるなどの方法もあります。
また、子供や子供のように感受性の高い人と一緒に行動することにより、自分の心も動かされて日々の時間が長くなるということもあるそうです。
以上が「大人の一年が早く過ぎる理由」についてでした。
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まとめ
大人になると一年が早く過ぎる理由は、トキメキが少なく心があまり動かないからである。
同じ出来事が起こったとしても、子供の方が圧倒的に頭や心で感じ取っていることが多く、そのため一日が濃く長く感じられている。
大人は毎日の生活に慣れると同じ作業の繰り返しとなり、特に何も感じなくなっていくことから、時間を短く感じる。
時間を長く感じるためには何か新しいことを始めたり、感受性が豊かな人と一緒にいるなどが挙げられる。