ナウシカのランランと歌う劇中歌の曲名は?誰が歌っている?

「風の谷のナウシカのランランと歌う劇中歌の曲名」「歌っているのは誰?」ということで、ナウシカにまつわる雑学を紹介します。
皆さんも一度は風の谷のナウシカをテレビなどで視聴したことがあると思いますが、なんといっても劇中歌が印象的ですよね。

幼い少女の歌声で「ランラン♪」と歌われる劇中歌ですが、あの曲を作曲したのは作曲家の久石譲さんなのです。
それでは、あの曲はなんという曲名で誰によって歌われているのでしょうか?

ナウシカのランランと歌う劇中歌の曲名は?

ナウシカらんらん
まずは風の谷のナウシカの劇中歌の曲名について解説していきます。
ほとんどの人が勘違いをしていますが、あの劇中歌の曲名は一つではありません。

曲名は実は二つある

劇中歌の曲名は「王蟲(オーム)との交流」と「ナウシカレクイエム」の二つとなっています。
そして、どちらも幼い少女の歌声で「ランラン♪」と歌われている劇中歌なんですね。

また、覚えている人もいると思いますが、「ランラン♪」という歌は劇中で2回登場しています。
1回目はナウシカが子供のころの回想シーンで、大人達によって王蟲(オーム)が連れ去られるのを必死にかばっているシーンですね。

この回想シーンで使われているのが「王蟲(オーム)との交流」です。
そして、物語のラストでナウシカが王蟲(オーム)の大群の突進を止めようとして跳ねられてしまい、命を落としてしまうシーンがあります。

ナウシカの亡骸に王蟲(オーム)達が近づいて触手で優しく触れると、ナウシカが命を取り戻しますが、この触手が麦畑のようになっている場所を歩くシーンで使われているのが「ナウシカレクイエム」です。
この2曲については、風の谷のナウシカの音楽を担当した久石譲さんが作曲した「遠い日々」をアレンジしたものです。

つまり「王蟲(オーム)との交流」と「ナウシカレクイエム」はどちらも「遠い日々」をベースに映画用にアレンジされた楽曲のため、そっくりに聞こえるんですね。
実際に、2004年に発売された風の谷のナウシカのサウンドトラックには、きちんと別々の曲として収録されています。

歌っているのは誰?

続いて、劇中歌のボーカルを担当したのは誰なのかについて解説していきます。
「王蟲(オーム)との交流」と「ナウシカレクイエム」は同じ人が歌っていて、歌を担当したのはなんと久石譲さんの娘さんなのです。

当時4歳だった娘の麻衣さんは、2歳の頃からピアノを習っていたことから音感は良かったそうです。
そして、久石譲さんがたまたま娘の麻衣さんに歌わせてテープに録音したところ、偶然にもそのまま採用されたのでした。

麻衣さんの歌声を聞いた宮崎監督もとても満足していたそうで、まさかの大抜擢となったんですね。
幼い声で歌うのがうまい声優さんなどが歌を担当していた訳ではなく、実際に4歳の女の子が歌っていたなんて驚きですよね。

当時4歳だった娘の麻衣さんは、突如録音のためにスタジオに連れてこられることになり、一体何が起こっているのかもわかっていなかったそうです。
そして、収録中は周りに大人ばっかりだったため、恐怖を感じて早く終わらせて帰りたいと思ったと、後に本人によって語られています。

遠い日々のボーカルは不明

続いて、それぞれの曲の原曲である「遠い日々」のボーカルについてです。
実は原曲である「遠い日々」にも、ハミングのような歌声が入っていますが、大人の女性によって歌われています。

しかし、遠い日々のボーカルを担当した女性ボーカルについては2019年現在も公表されていないことから、不明のままなのです。
一説によると、オーケストラなどで歌っていた無名のシンガーが歌入れを担当したとされています。

本人によってライブで歌われた

久石譲さんの娘の麻衣さんは、そのまま成長してプロの女性シンガーとしてデビューしました。
そして、2014年に行われたソロライブでは、30年ぶりに「ナウシカレクイエム」が本人によって披露されることになりました。

過去には「もののけ姫」や「崖の上のポニョ」など、他のジブリアニメ映画の楽曲にも参加しています。
風の谷のナウシカは定期的に地上波で放送されていますので、ぜひ放送された際にはこの雑学を披露してみてくださいね。

以上が「風の谷のナウシカのランランと歌う劇中歌の曲名」「歌っているのは誰?」という雑学でした。


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まとめ

ナウシカの劇中歌を作曲したのは久石譲であり、曲名は「王蟲との交流」「ナウシカレクイエム」の二つである。
どちらも「遠い日々」を映画用にアレンジした楽曲であり、当時4歳の久石譲の娘によって歌われている。
久石譲の娘の麻衣さんは2歳からピアノをやっていて音感が良かったことから、試しに歌わせてみたところ、偶然採用されることになった。
その後、麻衣さんは歌手としてメジャーデビューしており、2014年には30年ぶりに自身のコンサートで「ナウシカレクイエム」を歌い上げた。