この雑学では「ずつ」と「づつ」では正しいのはどちらか、違いや使い方についても解説します。
雑学クイズ問題
「ずつ」と「づつ」の説明で正しいのはどれ?
A.「ずつ」は現代仮名遣いであり、「づつ」は歴史的仮名遣いである
B.「ずつ」は正解であり、「づつ」は間違いである
C.「づつ」は正解であり、「ずつ」は間違いである
D.「ずつ」の方が量が多く、「づつ」の方が量が少ない
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
「ずつ」と「づつ」では正しいのはどっち?違いと使い方も解説!
日本語はややこしい言葉がいっぱい
日本語にはややこしい言葉がいっぱいありますよね。
特に英語圏に住む外国人にとって日本語はかなり習得難易度の高いものだとされています。
日本人ですら日本語の使い方を間違えている場面をたくさん見かけることから、日本語がいかにややこしい言語かがわかります。
そのややこしい日本語の中に「ずつ」や「づつ」といったものがあります。
例えば「少しずつ」と「少しづつ」ではどちらの使い方が正しいのかわかりますか?
色々な場面で使われる「ずつ」や「づつ」ですが、その都度どちらを使えばいいのか迷ってしまう人も多いかと思います。
それではどちらが正解でどちらが誤用となるのか、その違いと使い方を解説していきます。
「ずつ」と「づつ」の違いについて
それではさっそく「ずつ」と「づつ」の違いについて解説していきます。
実は「ずつ」と「づつ」については全く同じ意味となります。
それじゃあどちらを使ってもよくて、どちらを使っても正解じゃないか、と思うかもしれませんね。
これも実はそのとおりであって、例えば「少しずつ」と「少しづつ」ではどちらが正解でどちらかが間違いという事はなく、どちらも正しい使い方となります。
それではどこに違いがあるのかというと、「ずつ」は現代仮名遣いであり、「づつ」が歴史的仮名遣いであるというところです。
日本では昔は「づつ」と使うのが一般的でしたが、昭和21年からは現代仮名遣いを用いることが推進され、「づつ」は誤用であるとされました。
現代では「ずつ」を使う方が無難
現代仮名遣いが推進されたことから「づつ」が誤用とされてしまったのですが、実は昭和61年に行われた改訂によって、「づつ」も許容されることになりました。
「づつ」を誤用としてしまうと、過去の文学作品であったり、旧仮名遣いを使っている人を否定することに繋がってしまうからです。
そのため、基本的には「ずつ」を正しい使い方として、「づつ」の方も間違いではなく「許容」することとしたのです。
このように、間違いではありませんがあくまで「ずつ」を使うこととしているため、テストなどで「づつ」と書いてしまうと間違いとされてしまいます。
また世の中でも「づつ」が誤用であるという認識が広まっていることから、ビジネス文書などでも「づつ」と書いてしまうと、人によっては教養がないと判断されるかもしれません。
そのため、「づつ」が誤用ではないにしろ、基本的には普段から「ずつ」を使っていた方が無難といえるでしょう。
以上が「ずつ」と「づつ」の違いや使い方についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A.「ずつ」は現代仮名遣いであり、「づつ」は歴史的仮名遣いである」でした!
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まとめ
「ずつ」は現代仮名遣いであり、「づつ」は歴史的仮名遣いである。
昭和21年から現代仮名遣いを使うことが推奨されたことから「づつ」は誤用だとされたが、昭和61年の改訂により「づつ」も許容されるものとなった。
そのため、「ずつ」も「づつ」もどちらも間違いではない。
しかし、基本的には「ずつ」を使用することが推奨されているため、テストやビジネス文書においては「ずつ」を使うことが無難である。