すき焼きには卵をつける理由、実は味のためじゃないんです！

この雑学ではすき焼きに卵をつけて食べる理由についてわかりやすく解説していきます。

雑学クイズ問題

すき焼きの名前の由来は次のうちどれ？
A.好きな人と鍋を囲むことから
B.昔は鋤（すき）で調理をしたから
C.昔は肉ではなく好きな具材を入れたから
D.すき屋という店で作られた焼き料理だから

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね！

皆さんは普段からすき焼きを食べますか？
冬になって外の気温が下がってくると鍋料理が恋しくなってきますが、すき焼きもそんな鍋料理の代表の一つですよね。

牛肉が価格が高いこともあって他の鍋料理を食べるよりも少し割高になってしまいますが、その分贅沢をしている感じがあります。
鍋料理を食べる時にはポン酢やゴマだれに具材を付けて食べるのが定番ですが、すき焼きに関してはとき卵に具材をつけますよね。

すき焼き＝とき卵が完全に定着していることから誰も疑問に思わないかもしれませんが、そもそもなぜすき焼きにはとき卵をつけて食べるか理由を知っていますか？
確かに味がマイルドになって美味しくなるという理由もありますが、実はすきやきにとき卵をつけるようになった理由は諸説存在しています。

それではさっそくすき焼きに卵を付けて食べる理由について解説していきます。
諸説あるということは冒頭に書きましたが、説が４つあるため１つ１つ紹介していきます。

鍋料理全般にいえることですが、すき焼きについても焦って食べるととても熱いものですよね。
そこですき焼きの肉などの具材をどうにか冷まして食べられるように考えた結果、選ばれたのが卵だったそうです。

すき焼きが食べられるようになったのは江戸時代だとされています。
当時は農民が本当に鋤（すき）を使って調理をしたことからすき焼きという料理名になったということですね。

確かに鋤で調理したものを直接食べてしまうと火傷してしまいそうですよね。
すき焼きが美味しい料理であることは今も昔も一緒で、昔の人は焦って食べてしまって火傷することが多かったのでしょうか。

すき焼きが本格的に庶民の食べ物になっていったのは、明治時代の文明開化を迎えてからでした。
牛は農耕などで役に立つことから江戸時代までは食べることが基本的に禁じられていました。

明治時代になると肉食の文化も日本に入ってきて、明治天皇が牛肉を食べてからは一気に肉食の文化が広まりました。
しかし、現在でもそうですが、明治時代当時も牛肉が高価なものだったそうで、さらに卵についても大変貴重な食べ物だったそうです。

卵の栄養価が高いことは昔からわかっていたことなので、栄養価が高くさらに高級感を出そうとした結果、すき焼きには卵が選ばれたのです。

これは現在のすき焼きをより美味しくする工夫として卵をつけることに通ずるものがありますよね。
牛肉には独特の臭みがありますし、あまり牛肉を食べる文化が無かった当時の人にとって、牛肉はそこそこ臭みのあるものでした。

その牛肉の臭みを消してより美味しく食べようとして選ばれたのが卵だったのです。
当時から日本人は食に対する探究心が高かったことがわかります。

江戸時代から鍋料理自体は数多くあったそうですが、基本的には調理工程の最後に卵でとじて鍋を食べていたそうです。
その名残りで最初はすき焼きも卵でとじていたそうですが、より早く食べる工夫として卵でとじずにそのままつけて食べるようになりました。

そして明治時代に入ってから本格的にすき焼きを食べるようになってからは、むしろ卵につけて食べるという食べ方が一般的になっていったそうです。
当時の人は卵でとじている時間すらもったいないぐらい忙しかったのか、それとも目の前の美味しいすき焼きをいち早く食べたかったのでしょうか。

以上の４つがすき焼きに卵をつけるようになった理由でした、いかがでしたか？

それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね？

雑学クイズ問題の答えは「B.昔は鋤（すき）で調理をしたから」でした！

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すき焼きに卵をつけて食べる理由は実は味をマイルドにして美味しくするためではない。
卵をつけるようになった理由は諸説あり
・肉を冷まして火傷を防ぐため
・卵の栄養価が高く高級感を演出するため
・牛肉の臭みを消すため
・早く食べ終えるため
などの理由が挙げられる。