この雑学では「時は金なり」という言葉の本当の意味や語源・由来について解説していきます。
雑学クイズ問題
時は金なりは誰の言葉?
A.福沢諭吉
B.ベンジャミン・フランクリン
C.ガリレオ・ガリレイ
D.カール・マルクス
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
時は金なりの意味は皆に勘違いされている、語源や由来も解説。
実は勘違いされている言葉
世の中には本当に様々な言葉がありますが、意外と意味が勘違いされているものが多いんですよね。
例えばガンジーの名言である「世界を変えたいなら、まず自分が変わりなさい。」という言葉の意味を正しく答えられますか?
多くの人は「世界を変えるような大きなことを成し遂げるためには、自分が変わらなければいけない」という意味でこの名言を解釈しています。
しかし、実際には「自分が変われば見える世界も変わってくる。」といった意味合いの言葉なんです。
このように勘違いされている言葉が多く、今回解説する「時は金なり」という言葉についても該当しています。
まずは「時は金なり」という言葉の意味を思い浮かべてみて、これから解説する意味と合っているかどうかを確かめてくださいね。
時は金なりの本当の意味
それではさっそく「時は金なり」という言葉の本当の意味について解説していきます。
「時は金なり」という言葉については一般的には「時間はお金で買えない貴重なもの」という意味で知られていますよね。
ほとんどの人がそういう意味で認識しているため間違えてはいませんが、実は本来の意味とは異なっています。
「時は金なり」という言葉の本来の意味は「時間を失うとその分だけお金を稼ぐ機会を損失する」というものなんです。
簡単に言えば、朝起きてから一日中何もしないでダラダラしていたら、その日に稼げるはずだった機会を損失し、その分の賃金が喪失するということですね。
「時間は貴重である」という意味合いの言葉ではありますが、決して「時間はお金で買えない」という意味合いの言葉ではなかったのです。
時は金なりの語源由来
続いて「時は金なり」という言葉がどのようにして誕生したのか、その語源や由来について解説していきます。
「時は金なり」は「Time is money.」と言われることもあるように、もともとは英語だったものが日本に入ってきたものになります。
この言葉を最初に使った人物はアメリカ人の「ベンジャミン・フランクリン」だったとされています。
ベンジャミン・フランクリンは政治家として手腕を発揮し、その活躍によってアメリカ合衆国を建国する礎を築いた人物として知られています。
「時は金なり」という言葉自体は、ベンジャミン・フランクリンの著書である「若き承認への手紙」の一節に「Remember that time is money.」と記されている所から来ています。
彼は元々は凄腕のビジネスマンであったことから、時間を損失することは利益を得る機会も損失してしまうと考えていたということですね。
以上が「時は金なり」という言葉の本当の意味や語源・由来についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.ベンジャミン・フランクリン」でした!
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まとめ
「時は金なり」という言葉は一般的には「時間はお金で買えないぐらい貴重なもの」という意味で知られている。
しかし、本来の意味は「時間を失うことはその分の賃金を得る機会を損失する」というものが正しい意味合いである。
元々はベンジャミン・フランクリンの著書に記されている「Time is money.」からきているため、語源は英語である。
ベンジャミン・フランクリンは政治家としてアメリカ合衆国の建国に手腕を振るった人物である。