ブルジョアとはどういう意味?ブルジョワの使い方や対義語を解説。

この雑学ではブルジョアやブルジョワとはどういう意味なのか、また正しい使い方や対義語について解説していきます。

雑学クイズ問題

ブルジョアの対義語はどれ?
A.プア
B.リッチ
C.セレブ
D.プロレタリアート

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ブルジョアとはどういう意味?ブルジョワの使い方や対義語を解説。

難しいカタカナ語

世の中には難しいカタカナ語がたくさんあり、日に日に増えていくことから覚えるのが大変だという人も多いはず。
職場だけではなく、テレビを見ていても、日常会話でも急にわからない言葉が出てくると焦ってしまいますよね。

そんなカタカナ語の中に「ブルジョア」や「ブルジョワ」といった言葉がありますが、皆さんは意味をご存じですか?
なんとなく「ブルジョア=お金持ち」というイメージがあり、現代では完全に「お金持ち」の意味で使われている言葉ですよね。

しかし、実はブルジョアとは元々は現在使われている「お金持ち」とは全く違う意味の言葉だったのです。
今回はブルジョアやブルジョワといった言葉の意味や使い方、対義語などをわかりやすく解説します。


ブルジョアの意味とは?

それではさっそく「ブルジョア」という言葉の意味について解説していきます。
「ブルジョア」という言葉について辞書などを使って調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。

・資本家階級
・お金持ち
・中世ヨーロッパの商人や手工業者

先ほど解説したように、現代での「ブルジョア」という言葉の正しい意味や使い方は「お金持ち」や「資本家階級」で問題はありません。
しかし、中世ヨーロッパの時代では、聖職者や貴族などの上層でもなく、農民などの下層でもない、商工業を生業とする人たちをブルジョワジーと呼んでいたのです。

「ブルジョワ」と呼ばれる時もありますが、これは「ブルジョワジー」が複数形なのに対して「ブルジョワ」が単数形で個人を指す時に使われます。
つまり、昔はお金持ちなどの意味はなく、単純に中産階級であったり、一方的に使役される訳ではなく、生産性のある仕事をする一般市民を指す言葉だったんですね。

やがて、ブルジョアやブルジョワジーは力を付け始め、聖職者や貴族などの上流階級が中心の体制を革命によって転覆させました。
そして、現在のような資本家階級であったり、お金持ちという意味へと変化していったのです。

ブルジョアの対義語とは?

続いて、ブルジョアという言葉の対義語について解説していきます。
ブルジョアの対義語は「プロレタリアート(労働者階級)」という言葉になります。

いわゆる賃金によって雇用されており、生産手段を持っていない人たちを指して「プロレタリアート」と呼んでいました。
現代では資本家と労働者の境界が分かりづらくなり、あまり使われることがなくなった言葉ですが、日本では「サラリーマン」がニュアンス的には近い意味の言葉かもしれませんね。

以上がブルジョアやブルジョワとはどういう意味なのか、また正しい使い方や対義語でした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.プロレタリアート」でした!

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まとめ

ブルジョアやブルジョワという言葉は現代では「お金持ち」「資本家階級」という意味で使われている。
元々は聖職者や貴族などの上流階級でもなく、農民などの下層の人間でもない、商工業を行う中産階級を指す言葉だった。
ブルジョワジーという言葉は複数形であり、ブルジョワという言葉は単数形である。
対義語は「プロレタリアート(労働者階級)」だが、現代では資本家と労働者の境界が曖昧になったため、あまり使われなくなった。