ラグビーのトライの点数、基本的なルールと得点方法を解説。

今回は「ラグビーのトライの点数や他の得点方法」ということで、ラグビーの雑学を紹介します。
トライ以外にも様々な得点方法がありますので、基本的なルールのおさらいということで簡単に解説していきますね。

ラグビーのトライの点数

まずは「トライ」についてですが、トライは最も基本的な得点方法の一つで、トライを決めたチームは5点を獲得することが出来ます。
攻撃側のプレーヤーが相手側の陣地(インゴール)まで入り込み、ボールを地面につけることでトライの成功となります。

ボールを地面につけることを「グラウンディング」と呼び、しっかりとボールが地面についていなければ、トライは認められません。
トライを決めることによりコンバージョンキックのチャンスが与えられ、キックを成功させると更に2点の追加点が入ります。

つまり、トライを決めればトライの5点とコンバージョンキック2点で、一気に7得点を挙げられるチャンスが巡ってくるという訳ですね。
そのため、ラグビーは基本的にトライを目指してボールを動かして、相手陣地へと入り込んでいく競技なのです。

なぜ「トライ」と呼ばれている?

続いて「トライ」と呼ばれている由来についてです。
サッカーなど他の競技では得点することを「ゴール」と呼ぶので、ラグビーの「トライ」はなんだか不思議ですよね。

「トライ」の由来はラグビーが始まった頃のルールにあります。
ラグビーが始まったばかりのころは、実はトライを決めても得点はありませんでした。

現在と変わらずトライを決めた後にコンバージョンキックのチャンスが与えられますが、当時はコンバージョンキックを決めるとそこで試合終了でした。
英語の”try”には「試み」という意味がありますが、トライを決めればコンバージョンキックを試みることが出来ることから、「トライ」となったのでした。

昔は点数が違った

現在はトライを決めることにより5点が与えられますが、昔は違いました。
ラグビーのルールは何度か改正されているため、当初はトライで得られる点数が3点だったのです。

最初に3点となったルール改正が1948年のことで、その後、1971年にはトライが4点へと改正されました。
そして、1993年に行われたルール改正によってトライが5点になったのです。

様々な得点方法

ラグビーには「トライ」以外の様々な得点方法がありますので紹介します。
主に「コンバージョンゴール」「ペナルティゴール」「ドロップゴール」「ペナルティトライ」などの得点方法があります。

コンバージョンゴール

トライを決めた時に与えられるコンバージョンキックを決めることにより2得点が与えられます。
コンバージョンキックで蹴られたボールが、ゴールポストの間を通れば得点が認められます。

過去に「五郎丸ポーズ」が流行しましたが、あのポーズはコンバージョンキックの前に行うポーズなんですね。

ペナルティゴール

相手チームが反則をした場合、ペナルティキックの権利が与えられます。
ペナルティキックで蹴られたボールが、ゴールポストの間を通れば3得点が認められます。

ドロップゴール

プレー中にボールをワンバウンドさせて蹴ることを「ドロップキック」と呼びます。
ドロップキックでけられたボールが、ゴールポストの間を通れば3得点が認められます。

ペナルティトライ

相手チームによる反則行為が無ければ確実にトライが成功していたとレフリーが判断した場合、無条件で得点が認められます。
2017年に行われたルール改正により、コンバージョンキックが省略されて、一気に7点が得られるようになりました。

以上が「ラグビーのトライの点数や他の得点方法」についてでした。


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まとめ

ラグビーでは相手側の陣地(インゴール」でボールを地面につけることを「トライ」と呼び、トライが決まると5得点となる。
トライが成功するとコンバージョンキックの権利が与えられ、成功すると合計7得点になることから、基本的にはトライを目指してプレーすることになる。
昔はコンバージョンキックを決めたチームが勝利だったため、コンバージョンキックを試みるチャンスが与えられることから「トライ」と呼ばれるようになった。
トライ以外にも「コンバージョンゴール」「ペナルティゴール」「ドロップゴール」「ペナルティトライ」などの得点方法がある。