肉屋でコロッケが売られている理由
街の個人がやっているお肉屋さんに売られているコロッケって手作りの味がしてとても美味しいですよね。
コロッケ以外にもメンチカツなどの揚げ物が売られているのを見かけます。
しかし、そもそもなぜお肉をメインとして扱っているお店でジャガイモの料理であるコロッケが売っているかを知っていますか?
お肉屋さんのコロッケに使われているひき肉は、お肉屋さんで様々な部位の肉を切り分けた時に余ったものを混ぜ合わせたものが多いそうです。
ひき肉は通常の肉と比べても空気に接する面積が大きいため、すぐに酸化してしまい、色が変色して傷んでしまいます。
まさかそんなひき肉をお客様に出すわけにはいきませんし、かといって全て捨ててしまうのはもったいないですよね。
そこで考えられたのがひき肉をコロッケに利用するという方法でした。
肉屋で仕入れた肉を使っているので普通のコロッケよりもおいしくて、更に安価であることから流行となり、肉屋でコロッケが売られるのは定番となっていきました。
コロッケはもともとフランス料理?
コロッケは明治維新の影響で食べられるようになった事は説明しましたが、そのコロッケのルーツはフランス料理にあるとされています。
そもそもじゃがいも自体は安土桃山時代にオランダ人から伝えられたとされていますが、当時の日本のイモと言えばさつまいもであり、甘味の無いじゃがいもはあまり食文化として定着しなかったようです。
しかし、明治維新以降は色々な西洋文化が日本に入ってくるようになり、食文化についても例外ではありませんでした。
フランス料理の前菜である「クロケット」という料理も明治時代に日本に伝わったもので、これが現在のコロッケのルーツだとされています。
クロケットは中身がホワイトソースになっているため、これを日本人の好みの味にアレンジを加えた結果じゃがいもが使われ、これがコロッケの誕生だったようです。
なんとなく「クロケット」という発音も「コロッケ」に似ている感じがしますよね。
以上がコロッケの雑学でした、いかがでしたか?
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