戦争の大敵は水虫
戦争では敵は相手の兵士だけとは限りませんでした。
戦争という過酷な環境下では様々な疾病が発生し、それが原因で命を落とす兵士も存在しました。
第二次世界大戦で厄介だった病気のひとつとして水虫が挙げられます。
現代でも皮靴を長時間履いているサラリーマンは水虫になりやすいとされていて、そこまで重大な病気とは思えませんが、戦争中には大敵だったのです。
戦闘がいつ始まるかがわからない前線では、兵士は汚物やぬかるんだ泥まみれの塹壕の中に身を潜めていなければならず、雨が降っている時などは常に足が汚染された水に浸かっている状態でした。
その結果、水虫に感染する兵士がとても多かったそうで、治療が行き届かなくなった場合には水虫の症状が進行してしまって、最悪の場合は足を切り落とすしかなかったそうです。
パラシュートで降下してる人を攻撃してはいけない
戦争では戦闘機から脱出してパラシュートを使ったり、空挺部隊がパラシュートの降下作戦などを行っています。
銃などの兵器を持って待ち構えている地上部隊からするといい的のように見えますが、実はパラシュート降下中の兵士を撃ってはいけない決まりがあるんです。
これはハーグ陸戦規定によって定められているもので、逆にパラシュート降下をしながら撃つことは違反とはなりません。
地上にいる兵士にとってはなんとも不利な条件かもしれませんが、パラシュートで降下が完了し次第その兵士を攻撃することとなります。
これは戦闘に参加しようとしている者と、戦闘から離脱しようとする者がどちらもパラシュート降下してくるため、戦闘意思のない者を撃ってしまう事を防ぐためなんです。
そのため、撃墜王として恐れられていたハルトマンも最後に出撃した時に撃墜されてしまいましたが、パラシュート降下しても攻撃を受けずに、春と万を撃墜したパイロットはハルトマンをにらみつけただけで攻撃せずに離れていったそうです。
以上が戦争の雑学でした、いかがでしたか?
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