佃煮はもともと漁師の保存食だった
佃煮はいまや日本の食卓の代表的な一品となっており、幅広い食材が使えることから何かもう一品がほしいときなどに大活躍するおかずですよね。
そんな佃煮ですが、佃煮はもともと漁師たちの保存食として食べられていたって知っていましたか?
江戸湾にはプランクトンが豊富であったことから、小魚が大量に獲れたとされています。
そのため佃島の漁師たちは湾内で獲れた小魚などをそのまま海に戻すなどして捨てていたそうですが、やがては小魚を煮込むことにして保存食としました。
これが佃煮の誕生だとされていて、佃煮は長く保存ができることから不漁が続いた時などには備蓄食品として活躍したそうです。
その後は参勤交代の影響を受けて加賀藩に伝わり、やがて全国的に佃煮が広がっていくこととなりました。
佃煮と時雨煮の違い
日本には佃煮以外にも色々な煮物料理が存在していますよね。
佃煮と味付けの似ている煮物に「時雨煮(しぐれに)」などがありますが、いったい違いは何なのでしょうか?
時雨煮については本来は「桑名のしぐれ蛤」を指す料理となります。
時雨煮の特徴としては生姜を入れて煮込むのですが、蛤の中で特に立派なものを生姜を加えた佃煮にしたものが「しぐれ蛤」と呼ばれていたそうです。
時雨煮という名前については時雨の頃に蛤が美味しくしくなるからなど諸説あるそうです。
つまり、時雨煮は基本的には佃煮と調理法が同じで佃煮の一種であり、違いは生姜を入れて煮込むというところです。
以上が佃煮の雑学でした、いかがでしたか?
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