昔は銀の食器で毒殺を防いでいた
食器には色々な種類のものがありますが、古代の中国や中世のヨーロッパでは銀の食器を使っていた時期があります。
それは、毒殺を防ぐための工夫だったのです。
現在ではあまり考えられませんが、当時は毒を使って暗殺を実行するケースがとても多く、食事に毒を盛られて暗殺されてしまった被害者は多かったそうです。
そこで考えられたのが銀の食器でした。
暗殺でよく用いられていた毒物は「硫砒鉄鉱(りゅうひてっこう)」と呼ばれるものであり、これが銀と触れることによって銀が黒く変色するため、料理に毒が盛られていたらすぐにわかるのです。
中世ヨーロッパでは皿に銀が使われていましたが、中国では箸の素材に銀を使っていたそうです。
楽しいはずの食事も命がけで行わなければならないなんて、現代に生まれて本当に良かったと思います。
ソーサーの本来の使い方
コーヒーや紅茶をカフェで注文すると、受け皿であるソーサーの上にカップが乗せられて運ばれてきますよね。
現在ではソーサーは飲み物がこぼれてもテーブルを汚さないような受け皿として使われたり、ティースプーンや砂糖、ミルクを乗せるのに使われていますよね。
しかし、本来のソーサーの使い方は全然違うって知っていましたか?
元々は熱々のコーヒーや紅茶を覚ますために、ソーサーにあえてこぼして冷ましてから飲んでいたのです。
これは18世紀頃のイギリスで行われていたもので、当時のヨーロッパの食器はほとんどが皿で、現在のように取っ手の付いたティーカップはほとんど無かったそうです。
取っ手のついていないカップを直接触ると熱いため、ソーサーにこぼしながら少しずつ飲んでいたのです。
この風習は20世紀初頭まで続いたそうですが、時代の変化とともに現在のような用途で使われるようになっていったのでした。
以上が食器の雑学でした、いかがでしたか?
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