かき氷は平安時代から食べられていた
現在でも夏にはかき氷が定番でしたが、実はかき氷は意外にも歴史が古くて、少なくとも平安時代には食べられていたことがわかっています。
枕草子の一節に「削けずり氷ひにあまづら入れて、新しき金まりに入れたる」というものがありますが、これは「削った氷にあまづらというシロップをかけて、金まりという食器に入れた」という意味になりますよね。
これは完全にかき氷のことだと推察できますし、それを食べていたのは枕草子の作者である清少納言だということがわかります。
しかし、宮中など身分の高い人はかき氷を楽しんでいたのかもしれませんが、かき氷は庶民には手の出せない高級なものでした。
そもそも今では簡単に冷凍庫で氷を作れますが、平安時代に氷を手に入れることは至難でした。
かき氷が一般的に手軽に楽しめるようになったのは冷凍技術が発達した近代になってからのことなんですね。
かき氷のシロップは全て同じ味
かき氷には様々な種類の味があるためなかなか飽きがこないですよね。
しかし実は違う味だと思って食べているかき氷ですが、使われているシロップによっては全て同じ味だって知っていましたか?
市販されているものでお祭りの屋台などで売られているイチゴやメロン、ブルーハワイといったシロップは実は色が違うだけで全部同じ味なのです。
成分を確認してみるとわかりますが、果汁などは一切使われておらず、違うのは着色料と香料だけなんです。
そのため、目をつぶって食べると味は全て同じとなるんですね。
なぜ違う味に感じてしまうのかというと、目から伝わった色の情報が脳に伝わることによって脳が錯覚を起こして、それぞれを違う味と認識してしまうからなんです。
人間の舌って以外といい加減だということがわかりますよね。
以上がかき氷の雑学でした、いかがでしたか?
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