半紙は何が「半」なの?
書道の時に使われる「半紙」にまつわる雑学です。
そもそも「半紙」はなぜ「半分の紙」と書いて半紙なのかについて考えたことがありますか?
実は「全紙」と呼ばれるものがあり、その半分のサイズのものであることから「半紙」と呼ばれているのです。
昔は半を作成する際に「簀(す)」と呼ばれる道具を使って、紙を簀(す)いて作っていました。
この「簀(す)」と呼ばれる道具のサイズは「一尺三寸×二尺三寸(約39cm×約70cm)」と決まっており、このサイズが全紙のサイズだったのです。
そしてこの半分のものが半紙であり、やがて半紙そのものを作る「簀(す)」が登場し、最終的に半紙は現在の33.4cm×24.2cmというサイズとなったのでした。
弘法にも筆の誤りの由来って?
「弘法も筆の誤り」ということわざの意味は「その道の達人だったとしても失敗することがある」というものですよね。
それでは、書の達人だった弘法は一体どのような失敗をしてしまったのでしょうか。
当時から書の達人として名高い弘法大師は、しばしば偉い人からの依頼を受けることがあり、天皇から京都の応天門の額を書いてほしいという依頼を受けていました。
弘法大師は天皇の依頼を引き受けさっそく額に「応天門」と書いたのですが、「応」という漢字の「心」の部分の点を一つ書き忘れてしまったのです。
書の達人でもこのようなミスをするということから「弘法も筆の誤り」ということわざが誕生したんんですね。
このお話には続きがあり、弘法大師はそのまま飾られてしまった額に向かって筆を投げつけて、後から点をつけたしたという逸話があります。
以上が書道の雑学でした、いかがでしたか?
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