遭難時に海水を飲んではいけない理由
海上で遭難した時に、喉が渇いたからといって海水は絶対に飲んではいけないと言われていますよね。
目の前に大量の水分があるのに飲めないなんてもどかしいですが、ちゃんとした理由があります。
その理由は海水を飲むことにより、体内に流れる血液の塩分濃度が急激に変化してしまうからなんですね。
体内では腎臓などの臓器の働きにより、血液の塩分濃度を常に0.9%~1.1%に保つようになっています。
そのため、塩分が大量に含まれた海水を飲んでしまうと、血液の塩分濃度が一気に上昇してしまいます。
人間の体内では血液の塩分濃度をなんとか戻そうとして、体内の水分を大量に消費するため、かえって喉が乾いてしまうのでした。
SOSは略語ではない
多くの人にSOSは何かの英語の略だと思われています。
SOSについては「Save Our Ship(私たちの船を助けて)」や「Save Our Soul(私たちを救って)」の頭文字であるという説が存在していますが、そのどちらも違います。
そもそもSOSは略語ですらなく、海上で遭難した時に救助を求めるためのモールス符号なんですね。
モールス符号については「・」と「-」を組み合わせることによって、文字を表現する通信手段であり、古くから使われています。
そして、SOSをモールス符号にすると「・・・---・・・」となります。
このように、特定の意味が込められている訳ではなく、単純に覚えやすく、緊急時にも打ち間違いが少ないことから、モールス符号で「SOS(・・・---・・・)」が採用されているだけなのです。
以上が遭難の雑学でした、いかがでしたか?
注目記事
毎日が「今日は何の日?」
あなたやあなたの大切な人の誕生日は何の記念日ですか?
■今日は何の日?(12月5日)
国際ボランティアデー
アルバムの日
バミューダトライアングルの日
チーズケーキの日
■明日は何の日?(12月6日)
姉の日
音の日
シンフォニー記念日
メロンの日
手巻きロールケーキの日