実は忠臣蔵はかなり脚色されている
この事件を題材にした数多くの歌舞伎があり、さらにドラマや映画も数多く存在していて、よく年末にはテレビで放映されていますよね。
主君のために討ち入りを成功させていじわるな吉良上野介を成敗するといった何とも痛快な物語として描かれていることが多い忠臣蔵ですが、実はかなり脚色されていて、事実と違う部分も多いって知っていましたか?
忠臣蔵が歌舞伎となったのは事件が起きてから数年経過してからのことで、観客のウケがいいようにあらゆる脚色が加えられたとされているのです。
忠臣蔵のストーリーでは赤穂藩の藩主である浅野内匠頭長矩が吉良上野介を切り付けた場所は、「松の廊下」と言われていますよね。
しかし、実際にはなんてことはない普通の白い障子の並ぶ廊下で斬り付けたのです。
歌舞伎を観劇する際に普通の廊下では見栄えが悪いことから、松の廊下に変更されて、それがあたかも本当のことだったように庶民に広まってしまったのでした。
さらに、当日の討ち入りに参加した赤穂浪士は47人だったそうですが、実際は46人しかいなかったのです。
いろは順に当てはめるためにあえて一人だけ架空の人物を増やし、47名と切りのいい数字にしたんですね。
もともと悪いのは赤穂藩の方だった
忠臣蔵については赤穂藩による仇討ちの話として有名になっていますが、もともと悪いのは赤穂藩の方だったという話まであります。
浅野家の産業は米しかなかったため経済的に困窮していたのですが、吉良家から塩の製造方法を教わったことで救われました。
最初は大阪で商売を行っていたのですが、ある程度大阪の商売が繁盛してきたところ、なんと吉良家が商売を行っていた江戸へと進出してきたのです。
まさに恩を仇で返すようなことをしてしまった浅野家は吉良家と揉めることになってしまい、これが原因となって浅野内匠頭長矩が吉良上野介を斬りつけたとされているんですね。
つまり仇討ちというよりは逆恨みといった方が正しいのかもしれませんね。
以上が忠臣蔵の雑学でした、いかがでしたか?
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