令和天皇と呼ばれない理由
歴史では様々な「~~天皇」と呼ばれる人物を習いましたよね。
2020年現在の天皇陛下で126代目となっていて、日本の皇族の血がいかに長く受け継がれてきたのかがわかります。
例えば昭和や明治時代の天皇のことを「昭和天皇」「明治天皇」と呼ぶことはありますが、現在の天皇陛下の事を「令和天皇」と呼ばないことを不思議に思ったことはありませんか?
実は「令和天皇」という呼び方はとても失礼に値することなのです。
そもそも「~~天皇」といった呼び方は、天皇が崩御した後に贈られる呼び方であるため、ご存命の天皇陛下に対して「令和天皇」と呼ぶことはかなり失礼なことになってしまいます。
そのため、テレビなどのメディアで報じられる時には「天皇陛下」と呼ばれているのです。
もし現在の天皇陛下の事を「~~天皇」と呼ぶのであれば「今上天皇(きんじょうてんのう)」と呼ぶのが正しいです。
昭和天皇は処刑される予定だった
昭和天皇に関する衝撃の事実として、戦後には昭和天皇は処刑される予定となっていたのは知っていましたか?
戦争が終結した後には「戦犯」としてたくさんの人が裁かれることになりましたが、昭和天皇についてもその候補の一人だったのです。
ある日、昭和天皇が通訳だけを連れてマッカーサーを訪れたのですが、マッカーサーは昭和天皇が命乞いに来たものだと思いました。
しかし、昭和天皇は命乞いをするどころか、戦争に関する責任はすべて自分にあって、戦犯は自分以外にはおらず、自分はどんな処罰でも受け入れる覚悟があると申し出たのです。
更に、昭和天皇は戦争によって疲弊し切った国民を心配し、罪のない多くの国民が家を無くして着る服もなく、食べ物もない国民に対してどうか配慮してほしいとマッカーサーに訴えかけました。
この申し出がマッカーサーの心を動かしたのです。
マッカーサーはこの後にアメリカ政府や世論の反対を押し切って、昭和天皇に戦争の責任を問う事を却下したのでした。
昭和天皇の自己犠牲の精神と国民を心配される心遣いによって、処刑される運命が覆されることになりました。
以上が天皇の雑学でした、いかがでしたか?
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