カニが泡を吹く理由とは?
カニは陸上で生活をしているときにはなぜか泡を吹いていますよね。
実はカニが陸上で泡を吹いているのは、カニの呼吸法に関係があるのです。
あまり知られていないですが、カニは魚と同じくエラ呼吸をする生き物なんですね。
そのため、水中にいる間には呼吸をすることができるのですが、陸上で生活する際には呼吸が出来なくなってしまうのです。
それでは陸上でどのように息をしているのかというと、エラの中に残っている水分を使って呼吸をしています。
陸上に長くいるとエラに残った水分も蒸発してしまうことから、カニはエラからより多くの水分を取り込もうとします。
つまり、水を取り込もうとした結果、陸上では空気も入ってきてしまうことから、水と空気が混ざり合って泡となり、口からから出てきているんですね。
カニを茹でると赤くなる理由
続いて、カニをゆでると赤くなる理由について解説していきます。
カニは茹でる前にはどちらかというと暗めの赤色をしていますが、茹でることによって真っ赤になりますよね。
これはカニに含まれる色素が反応しているからなのです。
カニの殻には「アスタキサンチン」と呼ばれる色素が含まれているのですが、茹でられる前は青黒い色をしています。
茹でられる前にカニの殻が暗めの色をしているのは、アスタキサンチンのが影響しているんですね。
そして、このアスタキサンチンと呼ばれる色素は熱に反応する色素であることから、加熱したり茹でたりすると酸化して色が赤色へと変わるのです。
ちなみに、エビについても加熱すると鮮やかな赤色になりますが、この現象もカニと同じであり、エビにもアスタキサンチンが含まれているからなんですね。
以上がカニの雑学でした、いかがでしたか?
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