バファリンの半分は優しさ、その成分の正体とは!?

この雑学では、バファリンのCMでお馴染みのフレーズ「バファリンの半分は優しさで出来ている」の「優しさの成分」について解説します。

雑学クイズ問題

バファリンの半分である「優しさ」とは何?
A.開発者の気持ち
B.価格が安いため財布にも優しい
C.薬が早く効いてほしい気持ち
D.合成ヒドロタルサイト

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

バファリンの半分は優しさ、その成分の正体とは!?

バファリンの半分は優しさ、その成分の正体とは!?

バファリンといえば「優しさ」

皆さんはバファリンの半分は何で出来ている?と聞かれると、何を思い浮かべますか?
バファリンのCMで有名になったキャッチフレーズ「バファリンの半分は優しさで出来ている」を思い浮かべるのではないでしょうか?

このCMのキャッチフレーズがかなり浸透して、おそらくほとんどの人が「バファリンと言えば優しさ」のイメージをもってるのではないでしょうか!
しかし、「優しさ」の正体って気になった事はありませんか?

この雑学では、具体的にバファリンの優しさとは何なのか、真面目に検証したいと思います。


バファリンに含まれている成分

まずは、バファリンに含まれている成分について調べてみました。
ちなみに「バファリンの半分は優しさ」のCMはバファリンAのCMのため、バファリンAの成分となります。

・アセチルサリチル酸(アスピリン)・・・330mg
・合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT)・・・100mg

バファリンA1錠の成分は大きく分けてこの2つになるようです。
それでは、この2つの成分にはどのような効果があるのでしょうか?

アセチルサリチル酸(アスピリン)

バファリンAの主な成分は「アセチルサリチル酸(アスピリン)」となります。
主な作用として「炎症、発熱、痛み」を引き起こす物質である「プロスタグランジン」が作られるのを抑制する効果があるようです。

このため、炎症やそれに伴った腫れや痛みをやわら

げて熱を下げてくれるんですね!
しかし、この成分には副作用が存在します。

それは、胃腸への負担が大きいということです。
注意書きにも空腹時の服用は避けるように書かれているのはそのためなんですね!

また、胃腸がもとから弱いという人についても服用する際には注意が必要です。

合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT)

続いては、2番目に多く含まれている「合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT)」について解説します。
主な作用は胃酸を中和して、胃の粘膜を保護することにあります。

さきほど解説したアセチルサリチル酸の副作用である胃腸への負担を、合成ヒドロタルサイトが軽減してくれるということですね!
また、アセチルサリチル酸はなかなか胃の中で溶けない成分のため、合成ヒドロタルサイトが吸収を助けているそうです。

つまり「優しさ」の正体とは!?

バファリンの半分は優しさ、その成分の正体とは!?
バファリンAの主な成分と作用についてはわかりましたよね!
胃腸への負担がある成分を、胃腸を守る成分により負荷を軽減しています。

つまりバファリンの「優しさ」の正体とは「胃腸への優しさ」、つまり「合成ヒドロタルサイト」のことだったのです!
しかし、バファリンAを構成する成分のうち合成ヒドロタルサイトは1/4程度しか含まれていないため、厳密には半分ではないですね・・・

「半分も優しさが入ってないじゃないか!」という視聴者からの指摘を受けたのか、実は最近のCMではあのフレーズが使われていないのです。
「バファリンの半分は優しさ」から「半分は胃に優しい成分です」というキャッチフレーズで放送されるようになりました。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.合成ヒドロタルサイト」でした!

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そもそもバファリンは辛い体を少しでも楽にする薬のため、全てが優しさで出来ているのかもしれませんね!

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まとめ

バファリンAの主な成分は「アセチルサリチル酸(アスピリン)」と「合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT)」である。
アセチルサリチル酸(アスピリン)には「炎症、発熱、痛み」を抑える作用があるが、胃腸への負担が大きい。
合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT)には胃の粘膜を保護し、アセチルサリチル酸の吸収を促進する作用がある。
つまり、バファリンの優しさの半分とは「合成ヒドロタルサイト」である。

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