辛党の意味は誤用?正しい意味と語源由来や甘党との違いを解説

この雑学では、辛党の意味と語源由来や甘党という言葉の違いについてわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

辛党という言葉の本来の意味は?
A.お酒好きな人
B.辛口な言葉を吐く人
C.甘いものが好きな人
D.辛いものが好きな人

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

辛党の意味は誤用?正しい意味と語源由来や甘党との違いを解説

皆が抱く辛党のイメージ

皆さんは「辛党の人」という言葉を聞いた時にどんな人をイメージしますか?
世の中では「辛党」というとほとんどの人は「辛い食べ物が好きな人」という意味でとらえますよね。

実際にテレビなどでもこの用例で「辛党」という言葉がよく使われていますし、筆者自身も辛い食べ物が好きなため自身のことを「辛党」といいます。
しかし、本来の意味は「辛い食べ物が好きな人」ではないという事を知っていましたか?

それと同じく「辛党」の対義語としてよく使われている「甘党」という言葉も本来は「甘い食べ物が好きな人」という意味ではないのです。
今回は誤用されがちな「辛党」という言葉の意味についてわかりやすく解説していきます。


辛党という言葉の意味

それではさっそく「辛党」という言葉の意味について解説していきます。
「辛党」という言葉について調べたところ以下のような意味であることがわかりました。

・酒好きな人
・辛い食べ物が好きな人
・塩からいものが好きな人

このように「酒好きな人」という意味が含まれていることがわかります。
現在ではよく「辛い食べ物が好きな人」という意味で使われている言葉ですが、辞書などを引いてみると「酒好きな人」と記載されていることが多いため、本来の意味は「酒好きな人」となります。

「辛党」という言葉を使うとしても、人によっては「酒好き」として見られたり、「辛い食べ物が好き」と見られたり、厄介な日本語ですよね。

辛党という言葉の語源

続いては「辛党」という言葉の語源について解説していきます。
なぜ「辛党=酒好き」になるのかというと、アルコール度数が高い酒が辛いことが語源となっているそうです。

お酒には色々な種類がありますが、確かに糖分が少なめで造られている酒については「辛口」と書かれていますよね。
また、お酒を飲む時にはおつまみに辛い食べ物や塩辛い食べ物などを食べることも「辛党」の語源になっているとされています。

このため「酒好きな人=辛い食べ物が好き」ということから、双方の意味で「辛党」という言葉が使われるようになったことが考えられます。

甘党という言葉の意味

最後に「甘党」という言葉の意味について解説していきます。
「辛党」が「酒好きな人」という意味であるように、甘党は「酒よりも甘い食べ物が好き」という意味となります。

冒頭文で「甘党は甘い食べ物が好きな人という意味ではない」と書きましたが、本来はあくまで「お酒を比較対象として甘い食べ物が好きな人」を意味する言葉なんですね。
そのため、お酒も甘い食べ物もどちらも同じぐらい好きだという人は「甘党」とは呼べないのかもしれませんね。

以上が「辛党」や「甘党」という言葉の本来の意味についてでした。


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雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.お酒好きな人」でした!

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まとめ

辛党という言葉は本来は「酒好きな人」という意味になるが、現在ではほとんどの人が「空い食べ物が好きな人」という意味で使っている。
語源は酒のアルコール度数が上がると辛い味になることからきている。
また、酒のつまみとして辛い食べ物や塩辛い食べ物を食べることも辛党の語源となっている。
甘党は「お酒と比較すると甘い食べ物が好き」という意味となる。