リベラルの意味を簡単に解説!リベラル派ってどんな派閥なの?

この雑学では、最近よく使われるようになった言葉である「リベラル」の意味についてわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

リベラルという言葉は本来どういう意味?
A.野党
B.与党
C.自由主義
D.利己主義

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

リベラルの意味を簡単に解説!リベラル派ってどんな派閥なの?

最近使われる「リベラル」とは?

日本ではここ数十年で難しいカタカナ語が本当によく使われるようになりましたよね。
その中でも2017年10月現在で注目を集めているカタカナ語に「リベラル」というものがあります。

なぜ現在になって「リベラル」という言葉が注目されているのかというと、2017年現在東京都知事を務めている小池百合子氏が希望の党を立ち上げ、その上で「リベラル派を排除する」と宣言したからなんです。
ニュースや新聞などを普段から見ている人にはわかるかもしれませんが、急に「リベラル派」と言われても「?」が頭に浮かんでしまう人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はこの「リベラル」という言葉の意味についてわかりやすく解説していきます。
話題になっていることから日常会話でも登場するかと思いますので、ぜひ覚えていってくださいね。


リベラルという言葉の意味

それではさっそく「リベラル」という言葉の意味について解説していきます。
インターネットや辞書などを使って「リベラル」という言葉を使うと以下の意味だということがわかります。

・自由なこと
・自由主義的

もともとはリベラルという言葉自体は英単語からきていて、liberalやlibertyなどの英語が語源となっています。
しかし、現在の日本の政治では「自由主義的」といった意味で使われているわけではありません。

「自由」という言葉を聞くといかにも新しい試みに賛成する人たちのことを「リベラル派」と言いそうですが、現在の日本の政治では逆といってもいいでしょう。
日本の古くからの伝統や習慣にとらわれずに自由に改革を進めようという人たちのように聞こえることから、「安保法制や憲法改正」といった動きに賛成しそうですよね。

しかし、リベラルには他に「政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま」といった意味があることから、実際のところは「安保法制や憲法改正といった動きに消極的な人」といった意味で使われています。
厳密には国やその時代によって使い方や意味が変わってきますが、現在の日本では概ね上記の意味で使われています。

なぜ希望の党はリベラル派を排除しようとした?

「リベラル」には「自由なこと」や「自由主義的」という意味があることから、リベラル派を排除するということは、一見すると個人の主義主張を排除しているような恐ろしい動きに見えますよね。
それでは、小池百合子氏はなぜ「リベラル派を排除する」と宣言したのでしょうか。

それは、小池百合子氏が代表を務める「希望の党」が現在の外交の安全保障であったり憲法改正の動きに賛同しているからです。
民進党の狙いとしては希望の党の公認を得ることによって打倒安倍政権を目指している訳ですが、そもそも希望の党は政治思想の違うリベラル派(民進党の憲法改正等に反対している人たち)の人間を公認しないと言っているのです。

同じ理念のもとで打倒安倍政権を目指すのならわかりますが、今まで野党として安倍政権のやり方に反対していた人たちが、選挙で勝つためだけに政治思想の違う希望の党の公認を得るのはおかしな話ですよね。
目的と手段が入れ替わっている典型的な例と言ってもいいでしょう。

希望の党としても足並みを揃えてやっていくために、ここでリベラル派を排除して、みんなで同じ方向を向いて政治を行っていく姿勢を見せたといったところですね。
リベラルについておわかりいただけたでしょうか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.自由主義」でした!

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まとめ

リベラルという言葉は本来は「自由主義」や「自由なこと」を意味する言葉として使われていた。
他にも「政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま」という意味が含まれている。
そのため、現在の日本の政治では「安保法制や憲法改正といった動きに消極的な人」を指す際に使われている言葉である。