この雑学ではとろろ芋を食べると口のまわりがかゆくなる原因と長いもや山芋ととろろ芋の違いについて解説します。
雑学クイズ問題
とろろで口の周りがかゆくなる原因とは?
A.強い酸性の食材だから
B.強いアルカリ性の食材だから
C.細かい針状の形をしているから
D.皮膚と化学反応を起こすから
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
とろろ芋で口がかゆい原因、長いもや山芋のとろろとの違いも解説。
美味しいけどかゆくなるとろろ
山芋や長いもはそのまま食べればシャキシャキとした歯ごたえが美味しいですし、とろろにしてもご飯や麺類によく合いますよね。
特におかずがない時にはとろろを作って卵や醤油をかけて食べるとかなり満足感があります。
山芋には消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれていることから胃腸の働きがよくなります。
また、長いもはインフルエンザウイルスの活性を抑える効果があるとされていることから、どちらも体によい食材となります。
しかし、とろろを食べると口の周りがかゆくなってしまったり、肌につくと肌がかゆくなったりしますよね。
とても美味しいことからたっぷりととろろをかけて食べたいところですが、そもそもなぜとろろを食べると口の周りがかゆくなってしまうのでしょうか。
とろろのかゆくなる原因とは?
それではさっそくとろろを食べると口の周りがかゆくなる原因について解説していきます。
実はとろろには「シュウ酸カルシウム」という物質が含まれていて、これが原因となって人間の身体にかゆみを引き起こしているのです。
「シュウ酸カルシウム」は顕微鏡などで観察してみると針のような形をしていることがわかり、このような物質のことを「針状結晶」と呼ぶそうです。
肉眼で確認することは出来ませんが、この細かい針が皮膚に刺さることによって刺激となり、かゆみが発生してしまう原因となっているのです。
とろろを食べたことによって口の周りがかゆくなったとしても、アレルギーの心配はそこまでしなくても良いでしょう。
しかし、皮膚にとろろがついたわけではないのにかゆみや赤み、じんましんなどが起こった場合はアレルギーの疑いがあるため、食べるのを控えた方が良いです。
長いもと山芋ととろろ芋の違い
ところで長いもと山芋ととろろ芋の違いを詳しく知っている人は少ないですよね。
だいたい同じようなものだということは分かりますが、どのような違いがあるのでしょうか。
長いもはヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモ種に分類され、中国が原産となっています。
スーパーで安価で手に入るものはこちらの長いもになります。
次に山芋ですが、正式な読み方は「ヤマノイモ」であり、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ヤマノイモ種に分類され、長いもとはそもそも品種が異なるのです。
自然薯とも呼ばれている山芋は日本原産で長いもに比べても値段も高く、天然物はかなりの高級品になるようです。
とろろ芋に関してはそのような品種の芋があるわけではなく、山芋をすったもののことを「とろろ芋」と呼ぶのです。
しかし、長いもの方が安価で多く流通していることから、長いもをすったもののことも「とろろ芋」と呼ぶようになりました。
現在では長いもも山芋も区別せずにとろろ芋と呼んでいます。
以上がとろろ芋を食べると口のまわりがかゆくなる原因と長いもや山芋ととろろ芋の違いについてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.細かい針状の形をしているから」でした!
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まとめ
とろろ芋を食べると口の周りや皮膚がかゆくなってしまうのは「シュウ酸カルシウム」という物質が原因となっている。
「シュウ酸カルシウム」は細かい針のような形状をしている物質であり、これが皮膚に刺激を与えてかゆみを引き起こしている。
山芋と長いもについてはそもそも別の品種の違う植物であり、スーパーで多く流通しているのは長いもである。
長いもが多く流通していることから長いもをすったものがとろろ芋だと思われているが、元々は山芋をすったものがとろろ芋だと呼ばれていた。