紅一点の意味や由来語源を解説、本来は女性のことではない。

この雑学では紅一点という言葉の意味や由来語源について解説していきます。

雑学クイズ問題

紅一点の意味で間違えているものはどれ?
A.ひときわ目立つ存在のこと
B.とても色鮮やかであること
C.あたりが一面紅色であること
D.一つの分野に秀でていること

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

紅一点の意味や由来語源を解説、本来は女性のことではない。

難しい日本語

世の中には難しい日本語がたくさんあって、実は意味をよく理解せず使っている言葉もあるのではないでしょうか。
数ある言語の中でも日本語の習得難易度は高いとされていて、特に英語圏の国で生活している人にとって日本語はかなり覚えづらいもののようです。

日本人ですら意味が曖昧な状態で使っていたり、そもそも誤用していることもあるので無理もないですよね。
例えば皆さんは「紅一点」という言葉の正しい意味や由来語源をご存じですか?

なんとなく男性の中に混ざっている女性のことを紅一点と呼んでいるかもしれませんが、実は元々は女性とは関係がない言葉だったのです。
昔は別の意味で使われていた言葉だったのですが、時代の変化と共に意味が変わってきてしまったんですね。


紅一点の意味とは?

それではさっそく紅一点という言葉の意味について解説していきます。
紅一点という言葉について辞書やインターネットなどを使って調べると、以下のような意味であることがわかります。

・男性ばかりの中に女性が一人だけ混ざっていること
・ひときわ目立つ存在のこと

現代では「男性ばかりの中に女性が一人だけ混ざっていること」の方の意味でよく使われていますが、「ひときわ目立つ存在のこと」の意味もあるんですね。
そのため、女性だけではなく実は男性に対して「紅一点」という言葉を使うのも間違ってはいないのです。

現代ではそこまで男性に対して使われている言葉ではありませんが、昔は普通に男性に対しても「紅一点」という言葉が使われていたようです。

紅一点の由来語源とは?

続いて「紅一点」という言葉の由来語源について解説していきます。
紅一点という言葉の由来はとても古く、中国が宋だった時代に王安石が作った「詠柘榴詩」という詩が由来語源となっています。

「紅一点」は「詠柘榴詩」に登場する「万緑叢中紅一点」という句を省略したものであり、「緑の草むらの中に一つだけ赤いザクロが咲いている」という意味になります。
そのため、昔は一面の緑の中に咲いている紅の花のことを意味する言葉だったのです。

その意味が転じて日本ではたくさんの中で異彩を放っていたり、ひときわ目立つ存在について「紅一点」という言葉が使われるようになりました。
元々は紅一点が花を意味する言葉であり、紅色の花が女性を連想させることから、現代では主に女性に対して使われる言葉となりました。

以上が紅一点という言葉の意味や由来語源についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.ひときわ目立つ存在のこと」でした!

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まとめ

紅一点は「男性ばかりの中に女性が一人だけ混ざっていること」という言葉である。
また「ひときわ目立つ存在のこと」という意味もあることから男性に対して使っても間違いではない。
元々は中国が宋だった時代に王安石が作った「詠柘榴詩」という詩に登場する「万緑叢中紅一点」という句を省略したものである。
「緑の草むらの中に一つだけ赤いザクロが咲いている」という意味であり、転じてたくさんの中で異彩を放っていたり、ひときわ目立つ存在に対して紅一点という言葉が使われるようになった。