注射器に空気が入ると死んでしまうという噂は本当?

この雑学では注射器に空気が入った状態で注射すると死んでしまうという噂が本当かについて解説します。

雑学クイズ問題

注射の打つ際の空気の致死量はどれぐらい?
A.0.2ml
B.2ml
C.20ml
D.200ml

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

注射器に空気が入ると死んでしまうという噂は本当?

注射を打つときの動作

皆さんは注射を打つ時に空気が体内に入ると死んでしまうという噂を聞いたことがありますか?
注射を打つ前の看護師の動作を観察していると、必ず注射を少しだけ押して注射器内の液体を少し押し出したりしていますよね。

また、注射器を軽く指でトントンとはじくような動作もしています。
これは注射器内に空気が入らないようにするための動作であり、やはり注射を打つ際に空気が体内に入らないように工夫をしているようです。

空気が入らないようにしていることから、人体に悪影響であることは察しがつきますが、死に至るほど危険なものなのでしょうか?
そして、死んでしまうという噂が本当だとして、空気の致死量はどの程度になるのでしょうか。


空気が入ると死ぬ噂は本当?

注射を打つ前の看護師の方の動作を見て頂ければわかりますが、空気が人体に入ると死ぬこともあるのは本当です。
注射を打った際に血管に空気が入ってしまうと、空気の影響で血管の閉塞が起こる「空気塞栓」という状態になります。

空気塞栓になってしまうと血圧低下や胸痛、頻脈などの症状が起こるようになり、意識が遠くなり失神することもあるようです。
そして、体内に入ってしまった空気の量によっては、最悪の場合は死に至ることもあるそうです。

プロの方が毎回のように注意をして空気を抜くようにしているのは、やはり空気が血管内に入り込むのが人体にとってよくないからなんですね。
注射で死んでしまうなんて恐ろしい話ですが、一体どれぐらいの量で死に至ってしまうのでしょうか。

どれぐらいが致死量?

続いて人体にどれぐらいの空気が入り込むと致死量となってしまうのかについてです。
実際に人体実験などが行われた訳ではありませんが、医学的根拠に基づいた結果からいうと20mlが致死量とされています。

20mlの空気が血管内に入ると空気塞栓となる可能性がかなり上がってしまうそうです。
最悪の場合には死に至ることもあるということで怖いかもしれませんが、可能性はかなり低いので安心してください。

20mlという量に注目して頂ければわかりますが、20mlもの空気が注射器に入り込むことは意図的じゃなければまずあり得ないからです。
注射が怖いと思っていた方もこれで少しは恐怖心が薄れるのではないでしょうか?

以上が注射器に空気が入った状態で注射すると死んでしまうという噂が本当かについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.20ml」でした!

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まとめ

注射を打つ際に血管内に空気が入ってしまうと死ぬという噂があるが、これは本当である。
血管内に空気が入り込むと空気塞栓という状態となり、血圧低下や胸痛、頻脈などになり失神する恐れがある。
20ml以上の空気が体内に入り込むと空気塞栓の可能性がかなり高まり、最悪の場合は死に至ることもある。
しかし、20ml以上の空気が人体に入り込むのは意図的ではない限りありえないため、あまり心配はいらない。