バグの意味・由来・語源には、実は本当の虫が関係している。

この雑学ではバグという言葉の意味や由来、語源についての面白い雑学を紹介します。

雑学クイズ問題

バグには虫という意味以外にどんな意味がある?
A.人を悩ませる
B.混沌とする
C.壊れる
D.行き詰る

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

バグの意味・由来・語源には、実は本当の虫が関係している。

当たり前に使ってるバグって何?

一昔前までは「バグ」といっても通じませんでしたが、今や「バグ」という言葉は当たり前のように使われるようになりましたよね。
バグとは「コンピュータプログラムの誤りや欠陥」のことであり、一般的には不具合や故障などが見つかった時に「バグ」という言葉が使われています。

ちなみに、英語で「バグ」を日本語に直訳すると「虫」となりますが、あまりにもコンピュータプログラムとは遠い意味の言葉ですよね。
それでは「虫」と「コンピュータプログラム」にはどのような関連があるのでしょうか。

実は過去には本当に虫が原因でコンピュータが故障した歴史があり、虫とコンピュータには関わりがあるんです。
更に「バグ」は単純に「虫」という意味以外でも使われており、これが「バグ」という言葉の由来や語源につながっています。


実はコンピュータ以外にも使われる言葉

それではさっそく「バグ」という言葉の由来や語源について解説していきます。
「バグ」という言葉の歴史を辿っていくと、実はパソコンなどのコンピュータが誕生する前から使われていた言葉だということがわかります。

昔はコンピュータ以外にも機械の原因不明の故障や不具合を指し示す時に「バグ」という言葉を使っていたのです。
この時はまだまだ一般的なものではなく、機械類を扱う技師や技術者の間だけで使われていた言葉でした。

パソコンなどのコンピュータが登場する前、1878年にエジソンが同僚へと送った手紙の中でも、機械の不具合のことを「バグ」としていた記録も残っています。
また「バグ」には「人を悩ませる、いらいらさせる」などの意味もあり、時代が進むにつれてコンピュータ関連の不具合を指すようになっていきました。

本当に虫が原因で故障

ここまでの解説では機械類の不具合や故障と虫には何の関連もないように思えるかもしれません。
しかし、歴史上では実際に虫が原因でコンピュータが故障し、それ以来コンピュータの故障をバグと呼ぶようになった記録が残っています。

昔、コンピュータプログラミングの先駆者であるグレース・ホッパーという人物がいました。
ある日、コンピュータに「蛾」が入り込んだことによってコンピュータが故障してしまい、その蛾を作業日誌に貼り付けて保存したそうです。

この時の作業日誌には「本物の虫がバグとして発見された例」と記載されており、この資料は現在も米海軍歴史博物館に保管されています。
こうした出来事から、コンピュータの不具合や故障のことを「バグ」と呼ぶようになっていったのでした。

以上がバグという言葉の意味や由来、語源についての面白い雑学でした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.人を悩ませる」でした!

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まとめ

バグという言葉を日本語に直訳すると「虫」という意味になる。
古くはコンピュータだけではなく、機械類の原因不明の故障や不具合を指し示す言葉として、技師や技術者の間で使われていた。
また、歴史上ではコンピュータに虫が入り込んだことが原因で故障したこともあり、この出来ごとをきっかけとしてコンピュータの故障を一般的に「バグ」とするようになった。
「本物の虫がバグとして発見された例」として作業日誌に記載されて、現在でも米海軍歴史博物館に保管されている。