この雑学では「なあなあ」という言葉の意味や語源、由来について解説します。
雑学クイズ問題
「なあなあ」の語源となったものはどれ?
A.剣道
B.歌舞伎
C.相撲
D.狂言
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
なあなあの意味や語源、由来を解説、意外と知られていない雑学。
由来を知ると面白い日本語
普段から使っている日本語でも由来や語源が知られていない日本語はたくさんあります。
そのような日常的に使われている日本語についても、実は雑学の宝庫なんですよね。
皆さんも普段から「なあなあ」という言葉を使うことがあるかと思いますが、この言葉の由来や語源をご存じですか?
人によっては意味も曖昧にしか覚えていないという人もいるかもしれないですよね。
「なあなあになる」「なあなあな感じ」「なあなあで続ける」といった使われ方をしますが、果たしてどのような言葉なのでしょうか。
今回は「なあなあ」という言葉の意味や使い方、意外な由来や語源にまつわる雑学を紹介していきます。
「なあなあ」という言葉の意味や使い方とは?
それではさっそく「なあなあ」という言葉の意味や使い方について解説していきます。
「なあなあ」について辞書などを使って調べてみると、以下のような意味である言葉だということがわかります。
・いい加減に扱って済ますこと
・適当にして妥協すること
・決着をつけずにうやむやにすること
以上のような意味であることから、あまり前向きではない言葉だということがわかりますよね。
使い方としては、物事をはっきりしないで適当に済ませようとする態度などに対して「なあなあな態度」といった使い方をするのが正しいでしょう。
基本的には「なあなあにする」という使い方をする場合は「妥協」「適当」「はっきりしない」「うやむや」という意味で捉えて間違いありません。
「なあなあ」という語源由来とは?
続いて「なあなあ」という言葉の語源や由来について解説していきます。
実は「なあなあ」という言葉については日本の伝統である歌舞伎が語源由来となっている言葉なんです。
歌舞伎の演技では、登場人物の二人が内緒話をする際に、相手に向かって「なあ」と呼びかけます。
そして、それに応える役者も「なあ」と返事をして、表情や仕草などをつかって演技をするのです。
やがて、昭和の頃になると「なあ」と声を掛けるぐらいに仲が良いという意味でも使われるようになり、「馴れ合い」という意味も持つようになったそうです。
「なあ」と声を掛け合うことが「仲が良い=馴れ合い、妥協」となっていったわけですね。
以上が「なあなあ」という言葉の意味や語源、由来についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.歌舞伎」でした!
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まとめ
「なあなあ」という言葉には「いい加減に扱って済ますこと」「適当にして妥協すること」「決着をつけずにうやむやにすること」という意味がある。
物事をうやむやにして適当に済ませたりする時に「なあなあ」という言葉が使われる。
「なあなあ」の語源由来は日本の伝統芸能である歌舞伎からきている。
役者の二人が内緒話をする際に、相手へ「なあ」と呼びかけをして、相手役者が「なあ」と応えて表情や仕草で会話をすることが語源由来となった。