さびしいとさみしいの違い、どっちが正しいのか使い方を解説。

この雑学では「さびしい」や「さみしい」の言葉の意味の違いや、どっちが正しい使い方なのかについて解説します。

雑学クイズ問題

「さびしい」と「さみしい」ではどちらが正しい?
A.さびしい
B.さみしい
C.どちらも正しい

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

さびしいとさみしいの違い、どっちが正しいのか使い方を解説。

よく似た日本語

皆さんは普段から日本語を正しく使っているという自信はありますか?
日本語には語感や意味がよく似た言葉がたくさんあって、思いがけず間違えて覚えてしまっている言葉があったりするんですよね。

発音が良く似ている言葉として「さびしい」と「さみしい」という日本語があります。
しかし、この「さびしい」と「さみしい」という言葉の意味の違いについて聞かれて、説明出来る人ってほとんどいないのではないのでしょうか。

そもそも人によって「さびしい」も「さみしい」も使われていますし、どっちが正しいかもよくわからないですよね。
今回はこの二つの言葉の違いについてや、どっちが正しい使い方なのか、わかりやすく解説していきます。


「さびしい」と「さみしい」の意味とは?

それではさっそく「さびしい」や「さみしい」という言葉の意味について解説していきます。
「さびしい」や「さみしい」という言葉について辞書を使って調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。

・活気が無く満ち足りていないこと
・心が満たされずに物悲しいこと
・ほしいものが得られないため物足りないこと
・ひっそりしていて心細く感じられること
・にぎやかではないこと

「さびしい」や「さみしい」の言葉の意味については想像通りという人が多かったのはないでしょうか。
日常的に使われる言葉なので、意味についてはこれ以上は言及する必要がないですよね。

「さびしい」と「さみしい」の違い、どっちが正しい?

続いて「さびしい」と「さみしい」の違いについて解説していきます。
実は「さびしい」と「さみしい」については意味の違いなどは全くないそうなんです。

そして、どっちが正しいというのも特にある訳ではないため、「さびしい」も「さみしい」も間違いではないそうです。
ただし、一般的には「さびしい」の方がより標準的となっており、「寂しい」「淋しい」という漢字の読みは「さびしい」としか読まないようです。

鎌倉時代などの文献に登場するのは、さびしいの語源となった言葉の「さぶし」「さびし」であることから、さびしいという読み方の方が昔から一般的だということもわかります。
「さみしい」という言葉が登場したのは江戸時代以降であり、より情緒に訴えるような表現をしたい場合は「さみしい」を使うと良いでしょう。

「寂しい」は「さびしい」としか読めないため、より物悲しさを伝える時には”さみしい”と表現するのが良いのかもしれませんね。
以上が「さびしい」や「さみしい」の言葉の意味の違いや、どっちが正しい使い方なのかについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.どちらも正しい」でした!

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まとめ

「さびしい」と「さみしい」という言葉の意味に違いはない。
現代ではより標準的なのは「さびしい」であり、実際に「寂しい、淋しい」などの漢字の読み方は「さびしい」しか認められていない。
鎌倉時代の文献では既にさびしいの原型である「さぶし」「さびし」が登場していることから、より古くから使われているのは「さびしい」である。
「さみしい」という言葉はより情緒に訴えかける時に使われることが多い。