パスタを塩で茹でる理由を解説、実は家庭ではあまり意味がない。

この雑学ではパスタを茹でる時に塩を入れる理由について解説します。

雑学クイズ問題

パスタを塩茹でする理由として間違えてるものはどれ?
A.塩味をつけるため
B.食感をよくするため
C.茹でムラをなくすため
D.ふきこぼれをなくすため

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

パスタを塩で茹でる理由を解説、実は家庭ではあまり意味がない。

実は塩味をつけるだけではない?

皆さんも普段からパスタを食べる機会がとても多いのではないでしょうか。
家でも本格的なパスタを作るという人もいるかもしれませんが、かけるだけのレトルトソースなどが安価で売られていて、一人暮らしではかなり重宝しますよね。

また、茹でてソースをかけるだけという手軽さから、普段からパスタを良く食べているという人も多いですよね。
パスタを茹でる時には塩を入れて塩茹でにするのが定番となっていますが、パスタを塩茹でする理由を知っていますか?

もちろんパスタに塩味をつけるという意味もあるのですが、実は塩味をつける以外にも意味があるのです。
今回はパスタを塩茹でする本当の意味や理由について詳しく解説していきます。


塩味をつける以外の意味

それではさっそくパスタを塩茹でする本当の意味について解説していきます。
実はパスタをきちんと塩茹でしておかないと、パスタソースと絡めたときにパスタから水分が出てしまうからなんですね。

パスタから水分が出てしまうと、せっかく作ったパスタソースの味が薄くなってしまいますし、お皿も水分でビショビショになってしまいます。
なぜパスタから水分が出てしまうのかというと「浸透圧」に関係があります。

パスタの塩分濃度とパスタソースの塩分濃度に差がある場合は、塩分濃度を一定に保とうとしてパスタから水分が出てしまうんですね。
せっかく味が濃くてこってりとしたソースを作ったとしても、パスタを塩茹でしておかないと、浸透圧の影響でソースが薄くなってしまうのでした。

プロは大量の塩を使う

実はプロがパスタを茹でる際には、一般的な家庭で使われる塩よりももっと大量の塩を使って茹でています。
なんと、プロのシェフはパスタを茹でる際に1リットルに対して10~25gも塩を入れて茹でるそうなんです。

塩を大量に使うことによって茹でられた場合は、パスタに含まれているデンプンが程良く糊(のり)のような状態になり、モチモチのアルデンテの食感が出しやすくなるのです。
また、塩を入れることによってお湯の沸点が上がり、パスタを美味しく茹であげることも出来るそうです。

沸点が上がるとパスタがムラなく茹でられるようになり、食感が均一になるんですね。
しかし、一般的な家庭ではここまでの塩分濃度でパスタを塩茹ですることは無いため、このような塩茹での恩恵は家庭では得られないそうです。

以上がパスタを茹でる時に塩を入れる理由についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.ふきこぼれをなくすため」でした!

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まとめ

パスタを塩茹でする理由は塩味をつける以外にもたくさんの理由がある。
パスタを塩茹でしておかないと、浸透圧の影響でパスタソースにパスタの水分が移ってしまい、ソースが水っぽくなってしまう。
また、塩がパスタに含まれるデンプンに影響を与えて、モチモチのアルデンテの食感が出しやすくなる。
沸点が上がることによって茹でムラが出るのを防ぐ効果もある。